キンケトラ、クロキモンくらいの日(2022.11.28)
師走を目前に控え、今年もすっかり冬の様相となってきました。
そこで避暑のため山に上げていたクモマツマキチョウの蛹を回収に、と出発。
九州山地方面も紅葉を過ぎて落葉樹は殆ど葉を落としています。
しかし、なんと途中で崖崩れのため通行不可に・・・
これじゃあ回収は来春にせざるを得ないなあ。九州とは言え高標高は積雪で行けなくなるし、ここまで
大袈裟に崩れていると積雪までの復旧は無理でしょう。
頭を切り替えて今日はカミキリの材でも探しましょうかね。ちなみに来春は久し振りに八重山方面へ
遠征する予定なのでゼフの採卵は出来ません。
今日は見つけ易いケヤキ材を探すことにしました。狙い目はアカジマトラカミキリですが、崖沿いにケヤキは
多いものの本種が好む太い枯れ枝はほぼ落ちていません。細い枝は見つかるので適当に拾って幼虫の
食痕のある部分をほじくっていると、成虫越冬中のキンケトラカミキリが出てきました。
うーむ、やはり九州ではアカジマトラは難しいなあ。東京在住時によく行った山梨県にはアカジマトラが多く
材を取り易いポイントが在ったのですが、九州ではそう上手くは行きません。結局アカジマトラらしい大きな
食痕は現れず、出てもキンケトラが幾つかという結果でした。
次いで、クロキモンカミキリを採ったことのあるミズキの大木の所へ行ってみると、頃良い枝が二本ほど
落ちています。薄い樹皮を所々剥がしてみると、樹皮下に小さめの食痕が散見されます。
まず間違いなくクロキモンでしょう。数カ所のミズキの根元に落ちていた枝を集めて材箱に収納したのが下。
久し振りに一杯出れば良いなあ。
次に来るときは何を狙いましょうかね^^
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