熊本市西部のレインボーセンチ(2022.10.31) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

熊本市西部のレインボーセンチ(2022.10.31)

ここ1~2週間でめっきり秋も深まって来ました。真昼でも20℃を少し超える程度だし、夜も更けると
更に一枚羽織らないと寒くて過ごせなくなってきました。
そうした時期なので現在主に取り組んでいるレインボーセンチも、山手の産地のものは気温が下がり
過ぎてシーズンは終わったようです。

そこで終盤に狙っているのが低山帯のレインボーセンチです。この場所は熊本市の西部で、いわゆる
レインボーベルト(中央構造線にほぼ重なる)の最西端の個体群と言えるものです。
もちろん単色の個体も居ますが、胸部からエリトラにかけて抜けるように色が変わっていく個体が
結構散見されます(ツートンカラーのようになる)。
自宅から20分もあれば行けるので、もうね、僕の専売特許と言ってもよい個体群なわけ。
(僕が見つけたしね^^)

こんな独特のヤツらです^^
こうした色彩群はレインボーベルトの東~中部(祖母山周辺~南阿蘇外輪山~益城町)では
見ることが出来ません。言わば最西端の限定色と言って良いものです。

レインボーセンチは南阿蘇の最美群が次第に色彩の鮮明さを落としながら、益城町(熊本地震で
最も大きな被害が出た地域。構造線上に在る)の裏山まで一応カラフルな群が分布します。
しかし、その先(西側)は平地の住宅地帯(熊本市中心部)が続くのでセンチの分布は一旦分断されます。
(カラフル色も其処でリセットされる)
そして熊本市西区の住宅街の裏山からまたセンチが現れ、これが実質的に最西端のレインボーセンチ
というわけです。
低地産なので阿蘇等の山手のレインボー群より一回り以上大きく、体形もちょっと変わってきます。

平地~低山帯の個体群は11月一杯位までは活動すると思うので、今年は出来れば宇土半島~天草に
かけて多少調べることが出来ればと思っています。

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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