春の八重山、石垣島で採集開始(2024.4.1)
昨日から石垣島で採集を開始しました。
まずはこの時期の石垣恒例の飛翔虫から取り組んでみることに。
まずオオヒゲブトハナムグリですが、2月の気温が高かったことから既に2月から出始めたようで
もう♀が採れていたようです。しかし3月が低温続きだったことからオオヒゲブトは姿を消し、
3月に遠征してきた虫屋の成果はボロボロだったとか。
そして3日前から再び採れだし一昨日が極めて良く一人で40頭程度を採った人も居たとか。
僕はその翌日(昨日)から採集を始めたのですが、オオヒゲブトのポイントから外れた場所に
居たのでその飛翔はほぼ見ずでした(オオヒゲブト狙いの人によるとあまり居なかったらしい)。
オオヒゲブトそのものは以前、1シーズンのみでウン百頭採っているのでもう必要ではありません。
ただネットを振り回して追いかけるのは面白いので少しは遊んでみようかな、という程度。
で、昨日に採った虫は以下のとおりです。
パラナスピア6♂とトラニュース(八重山チビニュース)2♂が見えますね。
他にはイシガキケブトハナの様子を見に行って1♂2♀、ついでにクサギの幹を這っていた
大型ヤエヤマムネマダラトラ3頭、それに加えてイシガキリンゴが3頭でした。
イシガキリンゴって、あまり採れないんですよ(多産型リンゴではなく昔も多くはなかった)。
今日は気温が低い上に風も強かったので材を重点的に採っていました(成虫はチビニュース♂を
採った程度)。
昨年は成虫を5頭程採ったイシガキフト、今期は幼虫を探してみると、シイ半生の枝から大型の
幼虫が出てきました。もう野外活動する成虫が蛹室内でスタンバイしている時期ではありますが、
本種は出現期間が長いためこれから蛹化する幼虫や蛹も混在しています。
ヤエヤマフト(通常型)の標本手持ちが意外と無かったことから今回は本種もまじめに探すことに
していましたが、やり始めから結構採れ二桁には届きました。この分なら追加も容易でしょう^^
下はタブ枯れ枝に作られたヤエヤマフト幼虫の詰め物。幼虫は上記イシガキフトに酷似するのであえて
取り出しませんでした。あとはマツダクスベニのニッケイ材を4~5本採ったくらいかなあ。
あれ、遊びの八重山のハズなのに二日も真面目に採集していますね^^
本当に暫くのんびりするので(採集も一応しますが)更新は5日程空くかもしれません。
そうだ、石垣牛も堪能しなきゃ。
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