春の宮古群島、虫は多いが疲れた。地元へ帰還します(2024.4.16) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

春の宮古群島、虫は多いが疲れた。地元へ帰還します(2024.4.16)

現在、人生で二度目の宮古島に来ています。最初は15年近く前、仕事をリタイアしたのを機会に
春の八重山を一通り回った際、宮古島のみに数日訪れました。狙いは宮古特産のミヤコリンゴ及び
ミヤコルリボシのカミキリ2種。それぞれ3桁ずつ採って安心していたのですが、手持ちを調べると
なんと前者は3頭、後者は2ペアしか残っていないことが分かり愕然。
虫って一体何処へ行っちゃうんでしょうね^^
それに後者は冷凍〆の標本を作るという新たなミッションも加わったので、いずれにしても春に
再来する必要がありました。それに時間の関係で2種以外の虫は何も採ってなかったしね。

今回の狙いは前述2種のマイコレ補充分を確実に採ること。そして4~5種のカミキリ宮古亜種を
採ること(数は問わない)、さらに1回目の宮古来訪時には未だ海橋が架かっておらず行けなかった
伊良部島、来間島および池間島の3属島を訪れること、さらにさらに、3属島で採集を行い
それぞれでミヤコイシガキゴマフを採ること(数は問わない)という極めて欲を張ったものです^^

ゴマフ命の僕は宮古群島でミヤコイシガキゴマフを集めることが昔からの目標で、やっとその
取り掛かりのタイミングが来ました。島のゴマフ類の発生はこれからなので未だ十分な数は得られない
だろうということで、今回はどちらかと言うと下見の位置付けです。ついでに、特産亜種の方はほぼ
全て得られるだろうと目論んでいました。

結果を先に言うと、本命2種についてはマイコレ分は十分過ぎるほどは採ったし、3属島での採集も
実現、数の多い少ないはありますが念願のミヤコイシガキゴマフも3島で得ることが出来ました。
全ての島でとはいきませんでしたが、宮古諸島特産亜種のミヤコアヤモンチビ、サキシマウスアヤ、
ミヤコキボシもそれぞれゲット。極少数しか羽脱しないであろうミヤコヤエヤマゴマフの材も一応
採りました。なお近年記載されたヤンバルアトモンチビ宮古亜種は発生がもう少し後と思われますが、
今回採ったアトモンチビの中に含まれているかもしれないので地元帰還後に精査したいと思います。
今回採っていなかったとしても、いずれ5月頃にゴマフ狙いで訪れるつもりなのでその際に余裕で
採れるでしょう。

今回特に嬉しかったのは3属島の全てでシロスジドウボソを採ることが出来たことで、宮古群島の
ポティーネ・コレクションの幅が一気に広がりとても喜んでいます^^
むしろ宮古島そのもので採っていないのが面白いですね。また船でしか行けない多良間島産もゴマフの
特産亜種と併せて狙う必要があり、宮古群島での採集はこれから楽しめそうです。
ただ、それぞれの島が平坦で特産種、亜種が少ないのであまり時間を掛けるつもりはありませんけどね。

虫が多く楽しめた宮古諸島ですが、実は心底疲れました。各島は採集し易くはあるもののお互いに遠く、
全てが未知の領域なので気疲れするし、最も堪えたのは暑さですね。昔、マレーシアの低地の山中で
急性の熱射病により動けなくなったことがありましたが、それに近い感覚がありました。
「老い」のせいでもあるでしょう。毒蛾幼虫が極めて多く数百カ所刺され痒みに悶絶したのも一因です。
(ビーティングではじけたものが体中に飛んでくる@@ 激しい痒みに夜中に何度も起きた)
早速地元へ帰還し、疲れ切った体を休め心身ともに回復を目指します。

宮古諸島関係の採集記事は帰還後にアップしますね。

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理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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