今年は多数採集出来たムネホシシロカミキリ(2024.6.3) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

今年は多数採集出来たムネホシシロカミキリ(2024.6.3)

各地でクワ畑が無くなって久しくなりました。養蚕は早くから廃れたものの、僕が高校生の頃は
地元にもかなりクワ畑が残っていました。今では見るのも難しくなったトラフカミキリはそうした
クワ畑へ行けばまだまだ普通に見られ、隔世の感を拭えません。

当時、珍品だったムネホシシロカミキリおよびキバネアラゲカミキリがクワ畑で採れることが判り、
高校時代に自宅から自転車でもなんとか行けるクワ畑へ通うこととなりました。僕のクワ依存性の
昆虫好きはその頃に醸成されたものでしょう。南の島などでも大した虫は居ないと分かりながらも
クワの木を見るとつい覗いてしまう病気に罹っています^^
昨年、悲しいことに畑脇に残っていた虎の子3本のクワ大木のうち、1本が老朽化のため倒れて
しまいました(泣)。

トラフはますます採り難くなりましたが、枯れた細枝が大量に供給されたことから久しく見なかった
ムネホシシロカミキリが何処からともなくやって来て発生してくれました^^
クワの葉を調べると、其処此処に葉を齧る懐かしい姿を見ることが出来ました。


時期的に未だ美しい個体が殆どですが、そろそろ破損し始めるものも居るようです。純白のエリトラも
ガサ付いてくるので今のうちに程度の良い個体のみを摘まんでいきましょう。

普段はキバネアラゲも居ないのですが、適当な枯れ枝が供給されたため今年は久し振りに本種も
採集出来ました。ムネホシシロやキバネアラゲは、クワ大木の上方の枯れ枝で細々と世代を繰り返し
ているのでしょう。普段は目に付きませんが、こうした好機に採っておかないと今度は何時お目に
掛かれるか分かりません。農家にとって不要なクワの木はこれまでもことごとく伐採され、虫屋にとって
悲惨な現状があります。今回が最後の多数採集のチャンスにならないことを切に祈るばかりです。

今回は、これも何時もはほぼ見なくなっていたクワゾウムシも多数目に付きました。南方の島々に行くと
各種のクワ科樹木にオキナワクワゾウは多いのですが、本土ではクワ畑の衰退とともにタダクワゾウは
採り難くなっています。本種も発生初期は白くて美しいのですが酢酸エチルで〆ると時間の経過につれ
黒ずんでしまう個体が多く出てきます。今回はムネホシシロと一緒に冷凍〆します。

今シーズンは思い掛けなくムネホシシロおよびキバネアラゲの両カミキリ、クワゾウを複数採集出来て
ラッキーでした。
これが最後となっても良いように美標本をしっかり作っておこうと思います。

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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