リンゴカミキリがもう羽脱(2012.5.4) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

リンゴカミキリがもう羽脱(2012.5.4)

室内で管理していたサクラの生枝から、もう気の早いリンゴカミキリが羽脱しました^^
冬の間は野外より暖かいため、生育がかなり早まったようです。
本来なら6月に入って出現するカミキリです。

東京近郊では近年、本種はかつてより増えて採りやすくなっているようですね。
しかし、私の地元では逆に少なくなりました。サクラに付く害虫を退治するため、薬剤が散布されている
ようです。

中学生の頃は自転車で近くの神社に行くと必ず幾つかのリンゴカミキリがサクラの葉裏に止っていた
ものですが、今ではほとんど見ることが出来ません。

下の写真はブドウの入っていた空き箱でサクラ小枝を産地ごとに管理している様子です。
右の箱に羽脱したリンゴカミキリが見えます^^

こうした厚紙で出来た箱はいろいろと使い道が広いので捨てずにとっておくと良いです。
密閉容器とは違うので蝶の飼育等に使っても病気が出ません^^

これが色付き始めたリンゴカミキリの蛹です。
つぶらな瞳が可愛いですね^^

なお、リンゴカミキリの幼虫が入っている材を冬場に見つけたい場合は、次の写真のように
幼虫によって先が斜めに切り落とされた枝を探すようにします。
幼虫が入っている場合は、写真のように荒い木屑が詰められているので分かりやすいと思います。

冬の間は幼虫の活性がまだ高いので、あまり早く枝を切ってしまうと良くありません。
出来れば、幼虫が蛹化の準備を始める春先に採るのがベストです。

巨峰の箱ですが、中に入っているのはブドウではなく「リンゴ」です^^

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