マメ科植物の枯れ枝が好きなモモブトトゲバカミキリ(2013.5.14)
ギンネムは海岸線の荒地に群生していて、ほとんどこれのみで辺りの植生を構成することも多い
マメ科植物です。
そしてこの植物にはカミキリをはじめ甲虫類が全くと言って良い程付きません。
なので、僕ら採集人はそんな植生を見ると思わず舌打ちするんですね。
ところが、例外的にこれに好んで集まるカミキリが居ます。
それがモモブトトゲバカミキリです。
モモブトトゲバは八重山では普通種と言え、特に波照間島では多産します。
波照間の海岸部にはギンネムが繁茂しており、この枯れ枝をビーティングするとモモブトトゲバが
バラバラと落ちてきます^^
ギンネムの細い枯れ枝で並んで交尾している二組のペア。
(写真はいずれも波照間産)
どうしてギンネムには本種ばかりが多いのだろうと不思議に思っていましたが、ひょんな事から
その理由が分かりました。
波照間にはマメ科のクロヨナも多く、この枯れ枝からも同様に本種が多く落ちたのです。
すなわち、本種はマメ科植物を好むカミキリだったわけです^^
本種の大きな特徴として挙げられるのは体が大変脆いこと。
採集時はもちろん、展足時にも注意して扱わないと触角の数節は直ぐに破損してしまいます@@
まあこれはトゲバカミキリの仲間に共通した困った特質とは言えるのですが。
普通種の割りには、気付くと完全標本が全く無かったというケースが多い厄介な種類です。
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