枯れ枝の中を横断するハヤシサビカミキリ幼虫(2013.6.24)
八重山の「ド」が付く普通種カミキリと評されるグループの中に、ハヤシサビカミキリがあります。
南西諸島で普通種の代表として使われるロピカ「Ropica(属名)」と言えば、大体本種を指します^^
本土にはこれほど落ちて来るという意味でのカテゴリーのカミキリは居ませんね。
何は居なくてもこれだけは絶対に採れない事は無い、と全財産を掛けて言い切れる種類です^^
ただ変異幅が広く、かつては複数の種類に分けられたほどですし、島毎にも軽微な独自的変異が
見られるので細かく集めて楽しむには向いているカミキリですね。
普通種だけにそれをやろうとする人はまず居ませんが、僕なんかはそういう人を見ると「デキルな」と
ちょっと一目置いてしまいますが・・・
島毎に数十頭ずつを並べたコレクションを作ると、誰も持っていない素晴らしいものが出来ると
思いますね。
まあそこまで本種に時間を掛けられるのは僕でももっと先にはなりそうですが^^
下の写真は石垣産ですが、これを基本形とすると・・・
波照間島産。
部分的に赤みが強く白紋が綺麗な個体が多い。
与那国島産。
体は黒く概して大型 、白紋が大きく鮮明な個体が多い。
などなど・・・
今年は行けなかったけど、黒島や小浜島、新城島の個体群も見てみたいなあ。
そして、本種で面白いのが幼虫の材の食べ進み方です。
これは本種の食い入っている枯れ枝を縦に繊維に沿って割った場面です。
お分かりの通り、断面に円形の穴状の食痕が開いていますよね(幼虫の尾部が見える)。
何故このような丸い穴が出来るのか・・・
その理由は下の写真の通りです。
(関係無いが樹皮下の食痕にも注意のこと)
この仲間の幼虫は何故か枯れ枝の中を横断するように食い進みます。
なので縦に割るとその坑道が円形の穴として現れるわけです。
僕の知る限りこうしたケースは他に例が無く、普通種の割には一芸を持った種類ですね^^
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