シロカミキリ類の幼虫の食痕(2012.6.4)
シロカミキリ類は野外で採るのも醍醐味があって良いのですが、活動中の個体はスレたり汚れ易く、
せっかくの美しい「シロ」の部分が損なわれている場合が殆どです。
それを避けるには材で得る方法も考える必要があります。
それに、シロカミキリ類は条件が良い枝には高密度で入る習性があるため、そうした枝を採取
できれば笑いが止まらないわけです。
では、これらの幼虫の食痕はどういったものか、代表的な種類を例に取ってご紹介しますね^^
まず、クワ類をホストとするムネホシシロカミキリです。
下は高密度で幼虫が入った典型的な材の例です。
これは今年、クワ畑跡地にほんの僅かに残ったクワの伐採枝から運良く採取できたものです。
樹皮下を不定形に幅広く食べているのが分かると思います。
そして、老熟幼虫は「食痕の端」から材部に食入していきます。
次の写真では下方に二か所の食入口が見えます。
これはクワの枝の断面で、空洞になっている部分は以前にトラフカミキリが食入していた痕です^^
左側にムネホシシロの食痕が見えますね。
その部分を少し削った状態です。
食入口からぐるりと材部に入り、あまり食い進むことなく蛹化しているのが分かるでしょうか。
別の蛹室の状態です。
これはムネホシシロの♂の蛹です。また危なく切っちゃうところでした^^
長い前肢がほうづえを付いているようにも、うらめしや~と言っているようにも見えますね@@
次はムクノキをホストとするオオシロカミキリの食痕です。
今年は本種の材を採っていないので、前年に羽化した出涸らしの材を使いますのでゴカンベンを^^
これも相当に高密度で入っていた例ですが、基本的には先のムネホシシロと同様であるのが
お分かりかと思います。
基本的にシロカミキリの食べ方は皆同じなので、他の種類の材採集を行う際には是非参考に
して下さいね^^
最後に材管理の一つのポイントですが、下の写真のように材箱の本体と蓋の間には寒冷紗等の
薄布を挟むようにしましょう。
これをしないとケシカミキリ類等の小型種が隙間から逃げてしまいますので^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。











