林床でひっそりと出現していたスジシロカミキリ(2014.5.7)
虫はほとんどそう言えるのですが、気を付けていないと何時出てきて何時居なくなったのか分からない、
さらに言えば存在そのものを忘れていたという種類が結構あるものです。
今日紹介するスジシロカミキリはその典型で、出現期間も短いため普通種の部類なるものの意外と
目にする機会が少ない種類ではないでしょうか。
その原因は本種の生息環境にあります。
本種は開けた場所や明るい林道等は好まず、クローズドな環境、すなわち樹木が覆い被さった薄暗い
林床に息付いています。
そうした場所で積極的に探さないとなかなか遭遇する機会がありません。
一般的には、かつてはオモト岳の登山口周辺に多かったのですが、最近はあまり目に付かなくなった
印象が強いです。
(なお5月のオモト岳はアサヒナキマダラセセリ保護の観点から自主規制が求められ、実質的にネットを
持って登れない状態になっている)
数日前、林縁から林の中に入り易い場所を探し軽くヤブ漕ぎしてみました。
そして注意深く周りを見回すと、スジシロカミキリが何頭か止まったボチョウジが現れました^^
最盛期のタイミングのようで、齧られたばかりの綺麗な線状の食痕がたくさん見られます。
サペルディーニの仲間は基本的に特定の種類の植物に集まり後食します。
本種は林床のボチョウジを最も好み、他に数種の植物にも多少食痕が見られました。
そして同じボチョウジでも好む株があるようで、居る木と居ない木にはっきりと分かれます。
よって、このような集まる木を見つければ一度に複数を手にすることが出来ます^^
ただかなり敏感で、ちょっと異変を感じるとたちどころに飛び立ち四散してしまうのでご注意を^^
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