阿蘇のシルビアシジミ、今年も健在(2014.9.16)
全国的に急速に産地を減じているシルビアシジミですが、その傾向は九州でも同様で地元にも数カ所の
ポイントが存在するのみです。
しかも個体数が極めて少なく、いずれの産地も何時絶滅してもおかしくない状況です。
食草のミヤコグサが極めて少ないのも本種の発生量に密接に関係しているように思います。
阿蘇山を見上げる牧場の一画。
何の変哲もない何処にでもありそうな牧場ですが、ここにはシルビアシジミがひっそりと息付いています。
この産地は標高が結構あるため朝晩はすでに寒く、この頃に発生しているものが通年で最後の
世代となります。
当日は午前10時に到着したのですが、晴れてはいたもののTシャツではいられないほど寒く、
牧草も未だ朝露に濡れていて蝶が飛ぶには早過ぎるため少し辺りを散策します。
食草のミヤコグサ。
黄色の花がとても目立つのですが、ポツポツしか生えていません。
将来の飼育のために、10株ほど掘り取っておきました^^
葉も小さいので大量飼育するには相当量が必要だな。
そうこうしているうちに、やっと地表スレスレを不規則に飛ぶ小さなシジミチョウを発見しました。
薄いブルー、まさしくシルビアシジミです。
今年もちゃんと発生していてくれたようです^^
素早く不規則に飛ぶので目で追い難いのですが、不意に地面に突き刺さるように着地しました。
どうも留まり方が下手な蝶ですね^^
翅裏面の模様から間違いなくシルビアの♂と判断できます。
暫く見ていると太陽光に向けて翅を広げました。
ちょっと向きが悪いのですが、本種の特徴である薄いブルーが印象的です。
これは別の♂。
この個体も新鮮で、これから最盛期に入るという時期のようです。
そのせいか幾ら探しても追加個体がほとんど見つからず、全部でやっと5頭程度を見たに留まりました。
現在は甲虫を主体とした採集活動を行っているので未だ暫くは蝶に時間を割けませんが、蝶にも
十分な時間が費やせるようになるまで何とか世代を保ってもらいたいものです。
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