みかん収穫からの解放、虫事はじめ^^(2015.1.23)
ふう。
ここ数カ月やっていたみかん収穫の手伝いからようやく解放されました。
まだちょっと千切るエリアは残っているけど、本来の収穫部隊だけで出来るでしょう。
あとは、知らん^^
もうとにかくね、時間が無いんですよ。やっとオークション関係の時間を捻出していた感じ。
それにみかんの大木によじ登らねばならない一画も多く、一度木から落ちて背中を痛打し名誉の
負傷を負いました。服は破れるわ、数日は仰向けに寝られないわで結構大変だったんですよ。
子供時代も含め、間違いなく人生で最も木登りをした期間でしたね^^
農業で生計を立てている人たちは本当に偉いなあと改めて思いましたね。自分には出来ないなと。
何事もやってみなければ分からない。
人は簡単にそう言うけれど、人生50にして今それを深く理解するに至っています。
それぞれの虫採りもまた同じではありますがね^^
さて、今日の八重山遠征シミュレーション。
写真は与那国産ムネモンアカネトラカミキリです。
図鑑を見ると5亜種にも分けられている種類で、うち我が国には2亜種が居て、八重山には当亜種が、
沖縄や奄美のアマミトラは何故か房総半島なんかにも定着しているんですね。
別に珍品でもないし綺麗でもないのであまり気に掛けていなかったのですが、うっかりして標本を
全く作っていなかったことに気付きました。今回は真面目に採っとかなきゃ。
では図鑑に載っていないことを書きましょうか。
トラカミキリは一般に陽光を好むカミキリと思われていますが、本種は実はその中でも例外です。
黒い体色から想像出来ると思いますが、本種はむしろ森林の中に息付いています。
そして暗い環境に生えるヤエヤマコクタンの枯れ木を好むため(この木も黒っぽい)、そうした環境に
転がっている倒木等でムネコブゴマフやヤエヤマゴマフ等と共に見出すことが多いんですね。
木漏れ日の中で見るトラカミキリというのは何か不思議な感じを受けます。
こうした感覚で採るトラカミキリは他には居ないかもしれませんね。
写真の個体も森林の中のヤエヤマコクタン枯木から羽脱したものです。
まあ本種は今回も楽勝かな^^
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