卵塊を守るアカギカメムシ(2012.7.25)
前回に訪れた屋久島で林道を走っていた際、1本のアカメガシワの葉裏に何か赤い物が付いている
のが見えました。
「何だろう?」と思い車を止めて近付くと、卵塊を抱えたアカギカメムシの集団でした。
写真に写っているのは3頭ですが、他の葉にも十数頭が留まっていました。
ただ不思議なのは、近くの他のアカメガシワには全く見られなかった事、そしてこの木でも集まる
特定の葉がある事です。
そして驚いたのが母親の卵への強烈な固執です。
体や脚を引っ張ってその場所から引き剥がそうとしても、6本の脚で巧みに踏ん張り、「ガン」として
その場から離れようとはしません。
これほど母性愛が強い虫を見たのは初めてでした@@
屋久島産の標本は持っていなかったし、まあ採ろうと思えば採れましたが、そうした姿を見ると
毒ビンに入れる事は出来ませんでしたねえ。
今度成虫が大量に発生しているタイミングで存分に摘まみたいと思います^^
※現在管理人「自由人」は屋久島・大隅半島遠征中です^^ 本記事は事前投稿です。
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