妖艶な石垣島のサツマニシキ(2016.4.10)
石垣島の原生林内の山道を歩いていると、目も覚めるような煌(きら)びやかなものがヒラヒラと
舞い降りてきました。
日本産昼蛾、否、全ての国産蛾の中で最も美しい種類と思しきサツマニシキです。
注目度が高いと見えて日本産は4亜種に分けられており南に行くほど白化が顕著となります。
八重山亜種は「薩摩錦」ではなく、ヤエヤマニシキと別名を与えたくなるほどブライトンな美蛾です^^
これまでなかなか発生初期のビカビカの個体と巡り合わなかったのですが、これは良い個体です。
とても大きな♀で、もちろんキープ^^
驚いたのは、羽根の付け根の「ブクブク」は予期していたものの、それとは別に各脚の先端部分からも
黄色い液体を分泌したこと@@
(シャッターチャンスを逃し、ほとんどが滴ってしまった)
これまで羽根の付け根のブクブクは数個体で確認していたものの、このパターンは初めてです。
逆に羽根の付け根部分からの噴出は殆どありませんでした。♂と♀の違いでしょうか?
(参考)
バブル崩壊^^
さらに驚いたのは、ティッシュで作った三角紙の中で蘇生して多くの卵を産卵したこと。
本種、特に最も美しい八重山亜種は将来飼育を試みる予定でしたが、正直これは想定外です。
これからも遠征は続くので大量の幼虫を抱えることは残念ながら不可能。
うーん、実に残念。
何かイイ手はないかしら。
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