土砂降りの合間、チャイロヒラタカメノコハムシ等を探す(2020.6.9)
ここ暫くの奄美は梅雨らしい雨続きの日々となっています。当然虫採りは出来ないはず・・・
なのですが、一瞬のスキ(何の?)を突いて楽しめる結構良いモノがあります^^
「時期モノ」でもあり、今シーズンもここまで進んだんだなあ、と季節の進み具合を教えてくれる
指標の一つでもあります。
それは、クチナシの葉に潜むチャイロヒラタカメノコハムシ。
奄美大島特産の極めて変わりダネの異形ハムシです。
山の上部が雲に隠れる、普通は出撃出来ないハズの日。そんな時でも土砂降りでなければ効率良く
成果を上げられる種類で、現地住みとしてはとても嬉しい^^
普通の虫屋は採集を諦めるこんな日に山に突入してみると一旦雨は止み霧となっています。
ラッキー! 最低小雨でも良いのですが、濡れなければストレス無く探せますからねえ。
連日の雨で辺りはビショビショですが、林縁のクチナシの葉をルッキングしていくと・・・
「-」状の葉肉を削った食痕の傍にポチョッと何か小さな黒っぽい物が見つかります。
写真の左側に一つ、そして右に一つ。おう、2頭も居た! でも・・・
左側は本物ですが右側はクモの巣の屑もしくは何かの糞で、こうして見ると何と見事な擬態でしょう。
これにはダマされました@@
ゆっくり手を伸ばし本物だけを摘まみ採ります。
背中の山状のトゲが指に当たるこの感触、たまらんねえ^^
先ほどまで降っていた雨を避けて殆どの個体は葉裏に移動しており、下から見上げると「ご対面」と
相成ります。目が合っても逃げない(動かない)良い虫ですね^^
あまり雨が当たらなかった葉に居たものの中には一早く葉表に戻った個体も居ますが、クチナシの葉は
薄いので透けて見え難無く御用に出来ます^^
珍しい1枚の葉に二頭が居る図。体型から見てペアのようです。
本種はかなり少ないハムシで、1本の木に居てもせいぜい1~数頭なので極めて稀な場面です。
同様の方法でショウベンノキの葉からアカヒラタカメノコハムシを見つけることも出来ます。
別々の葉に留まる二頭の本種。
数年前に何度か長期遠征した八重山地方では比較的見つけ易かった記憶が在りますが、ここ奄美では
多くは無いようであまり見る機会がありません。
チャイロヒラタカメノコのように極端な凹凸はありませんが、質感は絶妙。
採集者・コレクターの心をくすぐる異形・珍ハムシの一つなのは間違いないでしょう。
機を見て効率良く珍種を採る。
現地住まいの特権です^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。










