ツマベニチョウの蛹化(2020.10.5) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

ツマベニチョウの蛹化(2020.10.5)

奄美大島もすっかり秋の様相となりました。

秋には何かしら蝶の飼育をやりたくなりますが、今季はまず、ツマベニチョウです。
家の近くに手頃な食草のギョボクを見つけたので定期的に見ていますが、今は今年最後の成虫となる
幼虫が育っています。ツマベニチョウはかなり秋遅くまで成虫が活動する種類のようで、昨年僕は
11月中旬になっても飛翔している♂を採集したことがあります。
ということは、幼虫は少なくとも今月一杯位は見られるということですね。確かに今は卵や若齢幼虫も
居ますから。

これは得意の100均洗濯物入れで飼育中のツマベニチョウ幼虫。

蛹化寸前の巨大な終齢幼虫が育っています^^


十分に育った幼虫は餌を離れて歩き回るので(重量級の巨体の重みに堪えうる成葉があれば本来は
葉裏で蛹化する)、適当なケースにブチ込みます。すると何時の間にか蛹化準備を始めるんですね。


驚くのが変態の速さで、さすがは南国の蝶。
定位置を決めたらこの「おぶり紐」でぶら下がる前蛹になるまで僅か1日。そしてその翌日には蛹化
するというこの大柄な蝶にしては異例の素早さです。

たまたま蛹化寸前の前蛹を見つけたのでカメラで追ってみました。

















完全に皮を脱ぎ終わるまで僅か2~3分、良い場面を捕えることが出来ました。
ツマベニは数は少なくないのですが基本的にはネットの届かない高所を不規則に飛ぶし、しかも速い。
花に来ても直ぐ飛び立ってしまいます。

なかなか入手し難い「最終化」の標本をとりあえずは満足出来る程度には作っておこうと思います。
特に♀は良いよね^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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