フタツメイエカミキリの特大♂^^(2014.6.29)
夜、少し前に見つけていた小規模な伐採地を見回ってみました。
その中でも特に気になっていた大きなクロヨナの伐採木に近付くと・・・
居た!
こりゃデカイ!
これまでに見たことも無いフタツメイエカミキリの巨大な♂です。
横幅も凄いでしょ^^
フタツメイエは低地原生林の住人でマメ科のクロヨナをホストとします。
ただ普通はいくら原生林内で探してもクロヨナの良い立ち枯れや倒木はまず見つかりません。
有名な種類ですが簡単に採れるほど甘くはないんですね。
二年連続で比較的長期で本土から来ている某カミキリ屋さんは、ニッポンムネヒダヤマカミキリは
採れても本種は今年も採れなかったと嘆いて帰って行きました。
それに良い立ち枯れ等があっても、採集されるのは基本的に小型個体ばかり。
また、せっかく良い材を当てたと喜んでも、太腿程度の太さではなかなか大型個体は羽脱して来ない
のが現実です。
今回の伐採木は根元の切断部分が4~50センチはあったので期待はしていたのですが、特大個体
というのはやはりこのクラスの大木でなければ採り難い(引き寄せてくれない)ということなのでしょう。
でもこんな木に当たる確立というのがまた極めて低いんですよねえ。
感覚的には5~6年に一度という感じかな。
なお、数日通った結果、同程度の特大♂をさらに追加出来ました^^
マンディブルの拡大写真です。
ある意味、イエカミキリ類の中で最も評価の低い本種ですが、大アゴの立派さという面では間違い無く
ナンバーワンです^^
勿論交尾個体も見られます。
夜間でも木の表面で活発に動いている個体は少なく、殆どが平らな部分や下面に静止しています。
近年石垣では数が採り難くなっているのでもう少し頑張って追加しておこうと思います。
もっと大きな♂が採れるかもしれないし^^
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