ヒゲコガネ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

阿蘇草原におけるナイターに集まる昆虫達(1)(2014.8.29)

先日草原ナイターに集まる昆虫の番外編として、今は採集禁止種となったダイコクコガネについて
紹介したところです。
本日はそれ以外の甲虫幾つかに触れてみましょう。

地元草原の頼もしいところは、ダイコクコガネは言うに及ばず他の糞虫も大変豊富ということです。
その代表の一つがムネアカセンチコガネでしょう。

ムネアカセンチは上手くポイントを当てると一晩に二桁が飛来して来ることもあります。
変異も多くかつ美しく、とても可愛い風貌を持つ楽しい虫です^^
標本もいくつあっても良いなあ。

今は土盛りを掘って採る虫と思われている人も多いようですが、現在の阿蘇草原で土を掘り返していると
ダイコク盗掘と間違われる可能性も有るし、ドカチンはカッタルイのでナイターでかき集めた方が
ラクチンで、かつ能率も良いんですよ^^

真夏の草原の風物詩の一つ、ヒゲコガネ。
まあ大体どこにでも居るかな^^


草原ナイターでは常連で「来過ぎる」虫の代表、食葉性コガネ達。
種類によっては変異も多く、好きな人は採り放題です(僕はもう採りませんが^^)。



駄コガネの代表、コフキコガネ類も多く集まります。
九州、熊毛諸島限定のサツマコフキコガネ。

こちらはオオコフキコガネ。
前種とともに本来は海岸線や低地寄りの虫ですが、これらは阿蘇高原にも多くが進出しています。

地面に目を転じると、オサムシやゴミムシといった歩行虫が這っていることもあります。
全国的に変異が多い人気種、マイマイカブリ。

オサムシではエゾカタビロオサがよくナイターに集まりますし、場所によってはゴミムシの珍品が
得られたりもするので、草原ナイター、止められません^^

晩夏の阿蘇草原ナイターに来たヒゲコガネ(2012.8.27)

数日前から台風15号の影響で熊本の野山も暴風雨で大荒れです。
週末に遠方から採集に来た人達はきっと泣いていたことでしょう。

さて、真夏の草原のイメージは、ただ「暑い」だけですよね。
昼間だと熱気ムンムンの草いきれの中でゴマシジミを採るくらいですが、夜の草原はまた別世界です^^

暦はまだ8月でも夜の高原は既に涼しく、秋を先取りしている感じです。
そうした中でナイターを行うと大型の美しいヒゲコガネがよく飛んで来ます。

これは名前の由来の「ヒゲ」が素晴らしい♂。

スクリーンに留まった♀です。

こんなのも来ました^^

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