マツダクスベニカミキリ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

マツダクスベニカミキリを採る(2017.3.29)

今日もお勤めの「飛翔虫」の確認に行ってみると・・・
春の八重山を代表するカミキリの一つ、マツダクスベニカミキリが採れました。

他のクスベニカミキリ類と同様、フサヒゲ状の大型の触覚を交互に振りながら独特の風情でネットの
底から上って来ます。

本来はヤンバルアワブキなどの花に飛来するのですが、近年は各ポイント周辺に適当な花がほぼ
無いため、同様にこの時期に出現する珍種ヤエヤマヒオドシハナカミキリよりも採り難くなった印象です。

採集者が狙う他の飛翔虫(オオヒゲブトハナムグリ、ヤエヤマヒオドシハナなど)の中でも最も早く
飛翔を始めるイメージがあります。

なお他のクスベニ類同様、幼虫の入った材を採るテもあり、材採集が得意な方はそちらの方が
能率が良いですね。僕も来年に成虫が出る材を多少確保したところです。
ただこの場合は成虫を得るまでに時間が掛かることと、寄生が多いことがネックとなってきます。

もうちょっと飛翔中の個体も採れると良いのですけど。

赤い飛翔虫(2)・・・マツダクスベニカミキリ(2014.3.30)

次にネットに入った赤い飛翔虫は・・・
八重山特産のマツダクスベニカミキリです^^

他のクスベニ類より長目の触角がカッコイイですね。
これを交互に振り回しながら歩く様子も他種と同様です。

本来は飛翔中のものを採るより(こんな偶然を待つのはカッタルイので^^)、幼生期の食性を利用して
幼虫の入った落ち枝を拾うのが王道です。

奄美・沖縄のアマミクスベニカミキリも同じ方法で食入材が拾えますよ^^

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