ヤクノコギリカミキリ、昼間ネットに留まった赤い奴^^(2014.8.14)
夏の昼下りに林道を歩いていると、何か黒い大きな虫がゆっくりと視界を横切ったり、林道脇を
ホバリングしていることがあります。
掬ってみるとノコギリカミキリ、というのはよくある話。
本来夜行性のはずの本種が、どうして昼間に無意味に飛んでいるんだろうと思われた方は結構多いと
思います。
どうしてでしょうね? 僕にもこの理由は分かりません。
ただ近似種のニセノコギリカミキリではこうした場面に遭遇したことが無く、本種特有の習性のようですね。
しかもノコギリの飛翔は真昼間から見られるので、コバネカミキリの薄暮飛翔(活動)性のような厳密な
ものではなく何とも不思議です。
ノコギリ屋久島亜種も同様に昼間に飛翔が見られることがあります。
屋久島亜種は赤っぽいので飛んでいても直ぐに正体が分かるんですね。
本土では大凡品のため見向きもされませんが、屋久島産は特徴ある亜種でもあり比較的少ないため
採れると嬉しいんですよ^^
7月のある日、ヤクネキの飛翔を待っていると赤い大きな虫が林から不意に飛び出して来てネットに
留まりました。
これぞ、飛んで火に入る夏の赤い虫^^
一目でノコギリカミキリと分かりました。
アップで見ると本当に赤いですよね^^
アングル的に分かり難いのですが、触角が長いのも本亜種の特徴です。
大型個体であったのもマル。
このノコギリ屋久島亜種、もちろんナイターにも飛んで来ます。
でも何故か♀が極めて少ないんですよ。
ニセノコギリ(屋久島には多い^^)は♂と同様に♀も頻繁に飛んで来るのに、これも実に不思議です。
蛇足ですが屋久島のニセノコギリは日本で最も黒化が進んでおり、亜種にしても良いのではないか
とする研究者も居るようです。
今年のヤクノコギリは不作で、あまりナイターで得られなかったのが残念でした。


