スギの樹液に群がる虫たち(2014.8.5)
表題の光景を初めて見ました。
場所は今夏の遠征先、屋久島のとある農村地帯の一画です。
暑い昼下がり、どこか良いポイントは無いかとミカン畑の脇を歩いていると、防風林として一列に
植栽されているスギの一本に何かが群れているのが目に入りました。
何だろうと思いながら近づくと樹液が数カ所から吹き出しており、その一つにヒラタクワガタが陣取って
その周りで多くのスズメバチ類がブンブンと羽音をさせながら蠢いていたのです。
スギから樹液が出ているのはよく見るけど、こんなに虫を呼ぶ力があるのかと思いながら撮ったのが
下の写真です。
確かにモミのような針葉樹の樹液でもネブトクワガタ等が採れていたような例がありましたね。
なら、スギの樹液に虫が集まったって不思議は無いわけか。
そう言えばモウソウチクの切り株の発酵した樹液にコクワガタが来ていたこともあったな。
意外な樹木の樹液が虫を呼んでいるケースは意外と多いんですね^^
では夜はどうかと数日後に見てみました。
件のスギ表面は、カブトムシが4~5頭、ノコギリ・コのクワガタが数頭ずつ、さらにミヤマカミキリの
軍団が集う人気の酒場となっていました@@
こりゃクヌギなんかより余程虫の集まりが良いじゃないか(ヤクスギだからかな?)。
スギちゃん、侮れないなあ。
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