トビイロエンマコガネ、2年振りの二桁採集^^(2015.3.21)
例年、春先における与那国島滞在の最重要ターゲットの一つに掲げている特産のトビイロエンマコガネ。
♂は長く剣のような角を持ち、ブロンズ色の前胸、明るいエリトラと国産エンマコガネの中ではダントツの
カッコ良さ、抜群の人気を誇る種類と言えます。
問題はねえ。
条件に極めてウルサく、なかなか姿を現してくれないことなんですよ。
天気が良く、高温、しかも無風(微風)。
これらを高レベルでクリアしないと姿を拝めない、相当に難易度の高い種類なのです。
しかも牛糞のような安易に入手出来るフンには集まりません。
他の採集で忙しい中、犬糞(僕の場合、人糞は絶対に使わない)をあちこちでかき集める努力まで
強いられます。
その結果、前段の条件の一つでも欠ければ努力が「パー」なのですから、本当に殺生な虫とも言えますね。
もう何度も春先の与那国に滞在して分かるのは、この時期、鉄壁の「三条件」が揃う日はほぼ無いと
いうことです。
そう言ってしまうとミもフタも無いのですが、実際そうなのですから仕方ありません。
南国と思って来てみると天気はどんより、長袖を羽織らないと過せないほどの肌寒さ、そして春は特に
連日強風が吹き続く。
与那国って大体そんなところ^^
糞虫関係の書籍などでは本種の割と多目と思しき採集行の紹介等がありますが、アレは極めて
稀なケース。
失敗した実績など殆ど誰も書かないからね^^
実はこの何倍もの採集者が本種に挑んでは敗退していっているのです。
僕は春先の与那国にのべ日数では虫屋トップレベルで入っているのですが、今回にしたって本種が
集まるほど条件が揃ったのは昨日の日中の数時間のみ。今日はもう気温が下がってダメですもん。
一般の虫屋さんの与那国滞在はせいぜい数日ですから、好条件を引き当てるのは至難の業なのです。
これこれ、コイツですよ。
なかなか姿を現さない奴は。
犬糞に潜り込んだ姿を見たのも2年振り^^
去年は1カ月以上居てわずか数頭でしたが、2年振りに二桁に乗せることが出来ました。
でも相変わらず♂が極めて少ない・・・
あと1回くらい採集チャンスはあるかな?
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