例年、春先における与那国島滞在の最重要ターゲットの一つに掲げている特産のトビイロエンマコガネ。
♂は長く剣のような角を持ち、ブロンズ色の前胸、明るいエリトラと国産エンマコガネの中ではダントツの
カッコ良さ、抜群の人気を誇る種類と言えます。
問題はねえ。
条件に極めてウルサく、なかなか姿を現してくれないことなんですよ。
天気が良く、高温、しかも無風(微風)。
これらを高レベルでクリアしないと姿を拝めない、相当に難易度の高い種類なのです。
しかも牛糞のような安易に入手出来るフンには集まりません。
他の採集で忙しい中、犬糞(僕の場合、人糞は絶対に使わない)をあちこちでかき集める努力まで
強いられます。
その結果、前段の条件の一つでも欠ければ努力が「パー」なのですから、本当に殺生な虫とも言えますね。
もう何度も春先の与那国に滞在して分かるのは、この時期、鉄壁の「三条件」が揃う日はほぼ無いと
いうことです。
そう言ってしまうとミもフタも無いのですが、実際そうなのですから仕方ありません。
南国と思って来てみると天気はどんより、長袖を羽織らないと過せないほどの肌寒さ、そして春は特に
連日強風が吹き続く。
与那国って大体そんなところ^^
糞虫関係の書籍などでは本種の割と多目と思しき採集行の紹介等がありますが、アレは極めて
稀なケース。
失敗した実績など殆ど誰も書かないからね^^
実はこの何倍もの採集者が本種に挑んでは敗退していっているのです。
僕は春先の与那国にのべ日数では虫屋トップレベルで入っているのですが、今回にしたって本種が
集まるほど条件が揃ったのは昨日の日中の数時間のみ。今日はもう気温が下がってダメですもん。
一般の虫屋さんの与那国滞在はせいぜい数日ですから、好条件を引き当てるのは至難の業なのです。
これこれ、コイツですよ。
なかなか姿を現さない奴は。


犬糞に潜り込んだ姿を見たのも2年振り^^

去年は1カ月以上居てわずか数頭でしたが、2年振りに二桁に乗せることが出来ました。
でも相変わらず♂が極めて少ない・・・

あと1回くらい採集チャンスはあるかな?
タグ : トビイロエンマコガネ
カテゴリ : 甲虫(その他)
与那国島の特産美麗種、トビイロエンマコガネ。
小さいのが玉にキズですが、正に麗しい「玉」そのもの。
ブロンズ色の前胸、♂の立派な角、そして採集困難という様々な要素が合さって、甲虫、特に糞虫好きを
虜にしている虫です。
決して珍品ではないのですが(いや、珍品かも^^)、天候の影響をモロに受ける虫であるためなかなか
「当たる」人が居ないというのが実情です。
本種の採集条件は、「晴天・高温」なのです。
ところが八重山の、特に与那国島の春というのはなかなかこの好条件にはならないんですよ。
これはオオヒゲブトハナムグリにも当てはまるのですが、トビイロエンマはさらに条件が厳しいと言えます。
今春現地で会った本種を狙っていた学生が、「こんなに良い天気でもダメなんですか・・・」と全く採れずに
うなだれていたのが思い出されます。
そう、昨年数十頭を採った僕は知っているのだ!
本種はカンカン照りで暑い日じゃないと数は採れないと。
与那国の春でこんな日は滅多に無いため、本種を狙った殆どの採集者が敗退していくんですよ。
幸運に恵まれないと本当に難しい虫なんです。比較的長く滞在していた僕だって、今年は殆ど採れません
でしたし。
そうした中でなんとか犬糞に寄ってきた個体。
ピッタリと潜り込んでいますね^^
枯枝等に自らの体がきっちり入るボート状の窪みを作って越冬しているタテスジゴマフを思い出します。

こんな姿をたくさん見たかったなあ・・・

来年は絶対にリベンジしてやるぞ。
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カテゴリ : ハナムグリ・コガネ
基本的にずっと悪天に祟られた先の与那国採集行。
ただ最終日のみ強風が止み、お昼の数時間だけですが太陽が照り付けた時間帯がありました。
その時姿を見せたのが与那国特産のトビイロエンマコガネ。
4年前の春に挑戦するも、天気の女神におあずけを食らっていたんですよねえ。
ブロンズ色の前胸と明るいエリトラは全くエンマコガネを連想させません。
そして♂にはエヴァンゲリオン初号機(^^)を彷彿とさせる長い立派なツノが備わっています。
エンマコガネ人気投票をしたら、間違いなくナンバーワンを獲得する種類でしょう。
ただ一つの欠点が体長5ミリ程度と小さいこと。
実に惜しい・・・ けど、それもまた良しなんですよね^^
犬糞に飛来したトビイロエンマ。
うーん、こ(掛け言葉^^)の瞬間を見たかったんだよなあ。


糞に潜るヤツも・・・

何故か極端に少ない♂。
立派なツノと左右の張り出した前胸がカッコイイ^^


そこそこ採って、4年越しに溜飲を下げました^^
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