ノブオフトカミキリの幼虫および蛹(2015.3.23)
与那国島には特産のフトカミキリが二種居ます。
ノブオフトカミキリおよびウスイロフトカミキリで、いずれも美しく入手し難いことも手伝ってなかなかの
人気種となっています。
去年はウスイロフトの材採集に専念したため、今回はノブオフトの方に力点を置いた採集をしています。
ノブオフトは幼虫がシイを専門に食害しているので狙いは絞り易いのですが、幼虫が生木の半枯れ
部分に食入しているためかなり探し難い種類と言えます。
枯れ掛かっている部分というのは随所に在るのですが、幼虫食入の痕跡は外部からはまず分からない
のです。さらに幼虫の死亡率が相当に高いことも難易度を高くしている要因の一つとなっています。
シイの木を何本か調べると、ノブオフトの中齢幼虫が出て来ました。
名前のとおり、これが典型的な「フトカミキリ亜科」の幼虫です^^
残念ながらこれも中齢幼虫。親になるまでもう1年掛かるパターンです。
そして蛹も出て来ました。
この頃になると食入枝が完全に枯れている場合もあります(完全に生きている場合もあるので
始末に終えない)。
これは非常に細い枝の部分で蛹化した珍しいケース(触角の長さから♀と思われる)。
いずれにしてもなかなか数が稼げない種類で、あまり材採集をしたくない種類ではあります。
成虫で多数を得る方法もあるのですが、フトカミキリ(特に本種)は野外に出ると直ぐにスレてしまうため、
美しい標本を得るには羽脱させる必要があるんですね。
それに、本種の成虫の時期には様々な虫達の出現が始まっているので、本種だけに時間を割いている
わけにもいきません。
真のフト・ファンとしては今後もホストに当たる日々が続きそうです^^
もっと詳しく知りたい事や
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