どちらかと言えばオジャマ虫のツノクロツヤムシ(2012.10.19)
高地帯のマイポイントで朽木を削ってツヤハダやキュウシュウヒメオオ等を探している時、
こんな虫居なきゃいいのに・・・、とオジャマ虫扱いしてしまうのがツノクロツヤムシです^^
もう居るわ居るわ、大げさに言えば削る朽木全てから出てくるような感じです。
これも「こんなに居なきゃ良い虫なんだけど・・・」の典型なんですよ。
ツヤツヤしていて、他種にはない扇形のツノがあって、クワガタチックな触角を持っていて、
結構ボリュームを持った割りとカッコイイ体型と言うか、むしろ虫屋受けするフォルムですよね。
ああ、もったいない^^
空洞になった坑道の中で二頭以上のファミリーで暮らしており、この時期には成虫になったばかりの
茶色の個体もよく見られます。
硬い木からボロボロになった木まで、幅広い環境に適応しているのがこれほど個体数が多い
理由でしょうか。
ただし、それもブナ帯の上部限定の話。
ツノクロツヤムシはそれ以下の低標高には全く分布していません。
九州と四国の高地帯にしか分布しておらず、この仲間では最も北に分布する種類としても
本来は貴重な虫のはずです。
でも、高山帯でツヤハダや他の珍甲虫を探していて「ツノクロツヤムシ地獄」に陥る身からすると、
とてもそんな有難い虫には思えない・・・のは本州以北の人には理解できるでしょうか^^
存在感があまり無いのか、東京にいた20数年間、本州の虫屋さんと九州の虫の話をしていて、
一度も話題に出てきたことはなかったですねえ(それも凄い話だ^^)。
10月中旬、最高気温が15℃以下まで下がった野外で活動している個体がいました。
コブヤハズ類を除いて他の甲虫ではあまり無い光景ですね^^
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