九州山地のヨコヤマヒゲナガカミキリ(2017.9.1)
九州のヨコヤマヒゲナガカミキリと言えば、カミキリ屋さんなら真っ先に福岡・佐賀県境の背振山が
頭に浮かぶと思います。
ブナをホストとするヨコヤマヒゲナガは当然ブナ帯の住人なので、九州というブナ帯が薄い地域では
生息数がセーブされるかと思いきや、何故か背振山では名物となっているほど個体数が多いことで
有名です。
多い時は一晩に数十頭採れることもあると言い、僕は一度しか採集していませんが確かに安易に数頭は
飛来してきました。
なので、「ああ、九州産のヨコヤマなら標本持ってるよ」という人も多いのですが、それにはほぼ
「背振山」のラベルが付いているはずです。
ところが、熊本県(阿蘇地方)以南の九州山地では極めて個体数が少ないのです。
僕は近年、毎年シーズンにはブナ帯のポイントでナイターを行っていますが、本種に関しては採れる
年の方が少ない状況です。正直ここ数年は姿を拝めていませんでした。
そして今夏、甲虫類が幕に殆ど飛来しない中、久し振りにヨコヤマヒゲナガが来てくれました。
ラッキー^^
ヨコヤマヒゲナガはナイターに来る時間帯が遅い方で大体日付が変わってから飛来することが多い
のですが、この個体は10時前には来てくれました。
この分だと今日は後続があるかもしれないぞと期待しましたが、残念ながら再び歓喜の声を上げる
ことは出来ませんでした。
まあね、九州中部では大珍品なので仕方なかんべなあ。
さて、このヨコヤマヒゲナガ、多産地の背振山産(九州北部)とはそこそこ異なる個体群です。
その違いはまた冬にでも標本を並べて紹介しましょう^^
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