やはり厳しい九州のミナミツヤハダクワガタ探し(2012.11.1)
毎年この季節になると、九州脊梁山地のツヤハダクワガタの新産地探しを行います。
ただ、これまで当ブログでも触れてきたように、九州で採れるツヤハダの亜種は大変少ないため
採集は困難を極めるんですね。
正直なところ、あまり採集に行きたくない種類の一つなんですよ。
何しろ、九州ではツヤハダが生育する赤腐れ材を発見するのが至難の技なのです。
原生林の中をさんざん歩き回っても、ツヤハダに適さない苔むしてガチガチに枯れた材や
白っぽく通常の状態で枯れたものばかり・・・
出てくるのはオジャマ虫のツノクロツヤムシのみです(泣)。
1日に発生木を何本も見つけられた本州の山々が懐かしいなあ。
多産地を懐かしんでばかりもいられません。
標高千数百メートルの高山帯へ出勤です^^
以前入った場所を避けて探し回るも、赤腐れ材はやはり滅多なことでは見つかりません。
ひたすら斜面を上り下りする修行が続きます。
そうこうするうちに、なんとか小さな赤腐れ材に行き当たりました^^
喜び勇んで解体に掛かると・・・
まあまあのサイズの♂が現れました^^
太陽の光でツヤツヤと輝いています。
野外で採るツヤハダはやっぱり格別です^^
今度は茶色のテネラル♀が現れました。
でも、次が続きません。
メルマガにも書いた注意点を忠実に実行するも赤腐れた部分が少なく、この材からは他に数頭の
幼虫が出たに止どまりました。
うーん、やはり九州のツヤハダは厳しいなあ。
とりあえずは幼虫の段階で山上げしているもう一つのコンテナ「B」に期待しましょうかね^^
ちょっと前に回収したコンテナ「A」(10月5日記:16♂7♀回収)より多くの幼虫を入れているので
楽しみです。
近々回収の予定です^^
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