奄美の晩秋の蝶を、少し観察(2018.11.7)
こうした泣き言はあまり書きたくないのですが、どうも何らかのアレルギー体質になっているようで
体調不良が長引いています。発症した頃に比べれば症状はかなり改善しているのですが、特に咳と
鼻詰まりがなかなか治りません。やはり歳ですかねえ。
というわけで、当初考えていたような秋~初冬の採集はとりあえず今年は諦める決意をしました。
少なくとも年末位までは激しい活動を控えて様子を見てみようと思います。
カミキリ等の材採りに傾注する頃にはそこそこ完治すれば良いかなあと。希望ですが。
そんな中、今日は最高気温が26℃にもなるという事で少し蝶の観察をしてきました。
勿論少しは採りましたよ^^
先般の台風24号の被害がことのほか大きく、未だ殆どの林道は通行止めが続いています。
よって勢い主要道沿いの行動ではありましたが、八重山方面と比較すると秋の蝶の個体数はそれほど
多くはないなあという印象ですね。やはりナンダカンダと言って奄美は本土・鹿児島の延長ですから。
目に付いたものと言えばツマベニチョウ、ジャコウアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハといった
大型蝶に、ルリタテハ、アカタテハ、イシガケチョウ、タテハモドキ2種など。シジミはやはり
クロマダラソテツが優勢で煩わしく、他の種類を探すのが大変@@
ある一画で大型のブルーが結構飛んでいたので車を止めるとウラナミシジミでした。
本種は普通種とは言え低温期型は美しい上に大型で僕はとにかく好きな種類^^
ただ未だ最後の世代と言うわけではなさそうで、路傍のマメ科植物に固執して群れていました。
此処で低温期型の飼育材料が採れるなとマメ科草本のさやを見ると孵化直後の卵がありました。
でも未だ少ないのでこれからが産卵期でしょう。
ちょうど此処でツマベニの新鮮そうなヤツが飛んできたのでサッと採るとド完品@@
秋型?の個体は初めてなのでとても嬉すぃ^^ ♀も欲しいな。
で、大好きなイワカワシジミの様子を見に行くと、今度もまた「卵」の時期でアチャー。
ただこれからは低温期型が期待出来るのでスルーせずにちょっと卵を集めて飼育してみることに
しました。
この時期なので多くはないものの、10個程は確保。かつて関東各地や九州本土で散々ゼフの採卵を
やり込んだ身にとってはイワカワの採卵など赤子の手をちょっとだけ捻るが如し。
クチナシの実が激減する時期なので何時まで餌が調達出来るか不安ですが、美しい標本のためなら
頑張らなくてはなるまひ。
そんなこんなで体調のことも考えて数時間の活動を終えました。
やっぱり、蝶も面白いね^^
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