ヤノトラカミキリ長者を目指・・・さない^^ オオムラサキ幼虫も(2018.11.27) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

ヤノトラカミキリ長者を目指・・・さない^^ オオムラサキ幼虫も(2018.11.27)

先般幾つかの用件で地元・九州へ戻っていましたが、あろうことかカミキリ材が詰まった重い箱を
持ち上げたせいでいわゆる「ギックリ腰」になってしまいました。やっぱ歳ですなあ。
7~8割がた完治はしたものの未だちょっと野外での長時間の活動はキツイ・・・
よって今暫く先日九州での活躍の様子を記します。

大分・九重で開催された九州虫屋連絡会(一つ前の記事参照)から実家のある熊本市に向かう途中、
ヤノトラカミキリの材採集を行うべく阿蘇のマイポイントに寄りました。
(参考)
2017年夏のヤノトラカミキリ採集

場所は上記URLの阿蘇のポイントですが、今夏には既に昨夏発生したヤノトラの子孫達が順調に
エノキの枯木内で生育していることを確認していました。
(参考)
今夏段階のヤノトラ幼虫の食痕

今夏は細い枝を一本切って確認しただけでしたが、ふむふむ、当然ながら成虫はあちこちの枯れ枝に
産卵したようで食痕は広範囲に見られます。また断面に現れた食痕の太さも夏に比べると大きくなって
いることが確認出来ます。
ただ食痕の密度の高い部分はそれほど多くないため、あちこちを切るハメに陥りちょっとシンドイ。

とりあえず材箱の大きさに切り揃えた材の断面。勿論ヤノトラ長者を目指します。
ウソ、そんなつもりは全く無いが採れるものは仕方なかんべ。

どれ、幼虫はどれほど育っているかね、と幾つか割り出してみます。

いやあ、さすがヤノトラの子供達、おっきいおっきい。
トラカミキリではオオトラ、トラフに次ぐ巨大さで、これくらいの大きさがあるとテンションが
上がりますね。しっかり管理せねばとの意欲も膨らむものです^^


幾つかは菌糸カップにでも放り込んでみましょう。一般にトラカミキリは菌糸カップでは飼えない
(死亡または萎縮する)とされますが、全ての種類が本当に飼えないのか。そのヘンの検証も
面白そうです。
こうした検証・実験シリーズの成果はいずれ当方の個人媒体で公表していくつもりです。

当然近くにはエノキが多いので、蝶屋の遺伝子も持っている(^^)当方は気付くといつものように
オオムラサキの幼虫を探しておりました。
ただ奄美で飼育するわけにもいかず、2~30分程度で終了。成果はオオムラ5幼、ゴマダラ1幼。
僕が地元に戻って来ても一杯採れるように子孫をしっかり残せよ、と言いつつエノキ根本に戻しました。

で、冒頭の話に戻ります。採ったエノキ材の詰まったダンボール箱を車に積もうとエイッと
持ち上げた瞬間に「ギクッ」。
「!!!」
この状態で次記事の九州山地での材採集に向かうハメになってしまったのでありました。

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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