リュウキュウムラサキの飼育開始(2019.10.16) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

リュウキュウムラサキの飼育開始(2019.10.16)

奄美大島における今秋の蝶の飼育第二弾。それはリュウキュウムラサキです。
飼育材料としてはポピュラーな種類ですが、当方にとっては初めての飼育種となります。

本種は基本的に沖縄を含む日本列島には居ない種類ですが、春から次第に北上して来て秋頃には
奄美以北、場合によっては本州西部でも見られるようになります。
僕が今回採卵用に採ったのは大陸型。日本で最も多いのは台湾型ですが、他に台風の通り道となる
フィリピン型、殆ど北上して来ない赤紋型(ジャワ型)が一般に捕獲されるものとなります。
ちなみに僕がかつて1年間住んでいたオーストラリアでは美しい赤紋型ばかりでした。
これも飼育したかったなあ(まあ何時か出来るだろう^^)。

本種の産卵用にも使える食草としてサツマイモの葉がポピュラーですが、元々本種の飼育の予定が
無かったため準備がありません。本種の飼育に明るくないことから一体どんな植物に産卵するのかも
分からず暫く難儀しましたが、イノコズチが産卵用兼食草となることが分かりなんとか産卵させる
ことが出来ました。

母蝶が殆ど卵を産み終えた個体だったことに加え、本土に甚大な被害を及ぼした台風19号が去った
後は気温が下がり、さらに悪天も続いていることから産卵数は数十卵程度に止まりそうです。

本種は本来極めて多数の卵を産卵することが知られますが、少数精鋭で育てた方が明らかに良好な
マイコレが出来るのでとりあえず今回はこの程度で十分でしょう。

一部は孵化を始めましたが、このテの南方タテハとしては意外と成長は遅いように感じます。
やはりこのところ気温が下がってきている影響かな。
途中経過は暫くしてお知らせしようと思います。

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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