梅雨時、ウスグロホソバネ長者も目指すかあ^^(2021.6.6)
何度でも言いたくなるが、今年の奄美の梅雨は雨ばかり。
梅雨時だから雨が多いのは仕方ないとしても、ここ数年の中で採集への出動回数が最も少ないのは
間違いありません。
チャンスが少ない中で何を狙うのかとなると、俄然と好きな種類ということになります。
前記事で述べたアマミモンキカミキリと並びこの時期に特に狙いたくなるのはウスグロホソバネカミキリ。
これはトラフホソバネ奄美群島亜種で、カミキリ愛好家は属名を取って各地域のホソバネカミキリ類を
トラニュースと親しみを込めて呼びます(なお奄美に居るはずのもう一種はまず採れない)。
一般にトラニュース各種は林縁のスウィーピングで採るのですが、これがまあ一苦労。
慣れてくればどういう所に居るのか大体分かってくるのですが、簡単に言えばネットで林縁を掬う作業を
ひたすら繰り返します。例えネットの捕獲範囲に留まっていたとしても数センチのズレとかハネ飛ばす
とか、見えないけれどことごとくミスっている可能性もあります。
すなわち成果は偶然性に左右されるきらいが強く、確実性、再現性は期待できません。
「数打ちゃ当たる」を地で行く採集となるわけで、大抵の人は採れないうちに脱落します^^
アマミモンキ同様、僕はここ数年本種のポイント探しを繰り返してきました。
その努力が実ったある日の成果、5頭ゲットだぜい!
しかも、これまでで最も巨大な♀をゲット! さらに意気消沈するドンチビも避けられました^^
トラフホソバネは屋久島のようにかなり大型の個体が採れるようなエリアもあるものの、どうも当亜種は
一回り小型の個体群であるように思います。
そして♀の比率はとても低く、体感では♂20頭~に対してやっと♀が1頭混じるという頻度。
♀がネットに入ると心底喜べます^^
そのウスグロホソバネ、当然多くはないものの他の甲虫の調子が悪い中で例年よりはネットに入っている
ように思います。
これまでの運が良いだけかもしれませんが、長者を目指し(^^)努めて狙いたいと思います。
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