キュウシュウトガリバホソコバネ羽化とカプセルの効用(2012.4.20)
そろそろ材から色々とカミキリが羽脱したり、蛹で保管していたものが羽化したりしています^^
写真はカプセル内で羽化したキュウシュウトガリバホソコバネカミキリ(鹿児島産)です。
まだ腹部が大きいのが分かりますね。
この状態で体が色付いて硬くなるまで保管します。
薬局で買えるこのカプセル、いろいろと使えるのですが、特にカミキリの幼虫には
抜群の効果を発揮します。
フィルムケースや小型容器に詰めて持ち歩けば、野外で多くの幼虫や蛹が採れた時に
1頭ずつ管理できます。
一つの容器にカミキリの幼虫のようなマンディブルが強いものを複数入れてしまうと
噛み合いをしてしまいますよね。
このカプセルに1頭ずつ収納すればそんな心配は無くなるわけです。
甲虫の蛹も不用意に扱うと損傷を与えてしまうことが多いのですが、カプセルの内側は滑らかなので
傷付く心配もありません。
サイズは5~6種あるのですが、大きいものが使い易いですね。
ただ、唯一の弱点が「水分に弱い」こと。
体の中で溶けるカプセルだから当然ですが、雨の野外では使えないことが注意点です。
まあ、慣れてくると小雨位なら雨の中でも使えるようになりますよ。
水分でカプセルの接合部がくっ付くと中の虫が窒息する危険性があるため、
カプセルの両端には尖ったピンセット等で小さな穴を開けておきましょう。
カプセルで管理しているカミキリの幼虫や蛹達です。
ちょうどカプセルが蛹室の役割を果たすわけです。
ハナカミキリ亜科やフトカミキリ亜科のようなグループだと、ほとんど事故も無くこの中で蛹化・羽化が可能です。
目の前で変態の様子が見られるのも良いですよ^^
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