何も追わない河原で春を満喫(2022.3.11) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

何も追わない河原で春を満喫(2022.3.11)

確定申告を終えた午後、今日は20℃近いポカポカ陽気となったので比較的近場の大河中流域の
河原へ春の探索へ行って来ました。
遠くに霞んで見えるのは九州山地への入り口の山々です。

高校生の頃は生物部に所属しており先輩が水生昆虫の研究をしていたので、夏場はここでキャンプを
張りながら夜中に1時間おきに起きて水中に入りカゲロウやカワゲラの幼虫と格闘していました。
その頃はこんな整備された河原ではなく草ボウボウでしたが、今はご時世を反映してか綺麗な多目的公園
となっており10基以上のテントが張ってありました。
You Tuber も居たりして^^

その中を抜けて人の居ない木々のあるエリアへ入って行くと、斜面に菜の花が咲き誇っているエリアが
ありました。
良いですねえ、これぞ春って絵です^^

ところであの震災から今日で11年。僕はその数年前に東京から地元に戻っていましたから、都心の
帰宅困難者にはならずに済みましたが、あの出来事は遠く離れた九州人の心にも重く影を落としました。
それでこの辺りに心を癒しに来たのですが、その頃は菜の花がもっと沢山咲いていたように思います。
モンシロチョウももっと多くが飛んでいたような記憶がありますが今日はほんの数匹。
今年の春は少し遅れているのかもしれません。

ただ来月にクモマツマキチョウ(絶滅産地^^)の飼育をする予定なので餌の菜の花がもうこれだけ
咲いているのはチトマズイなあ。阿蘇辺りの山まで餌取りに行かなきゃならなそう。

河原に沿って道があるので暫く歩いてみます。最近は虫採りには出ていないものの近所を毎日1時間程
散歩しているのですが、今日は此処を歩くとしよう。
横には中流域の河川が流れています。昔はこんなに整地された河ではなく浅瀬や深場があったり、
サナエトンボ類が多かったり、大きな石を起こすとノグチアオゴミムシが100匹ほど這い回ったり。
そんな虫達も随分減ったんだろうなあ・・・

高校生の頃はこうした道脇にもウラナミジャノメが居たものですが、例に漏れず近年は姿を消しました。
ヨモギには今でもキクスイカミキリが居るはず。4月にも見てみますか。

道傍にはエノキの大木が点々とあり、間違いなくムネアカナガタマムシが多数居るでしょう。
クロマダラタマムシが居そうな感じもあるのでシーズンには注意しておきましょうか。

河原にはクワの木も点々とあります。この辺りなら未だハラグロオオテントウが居ますがトラフや
ムネホシシロ、キバネアラゲといったカミキリ類は既に望み薄です。

無理やり探せば何かの虫は居たのでしょうが今日は特に探しませんでした。
今は極力所持している虫を減らしているのでむやみに普通種を増やしたくありません。
今年からは「なんとなく採る」を止め、採りたい虫だけを狙い撃ちします。
オークション出品虫も少なくなります^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

お問い合わせはこちらからどうぞ

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • newsingブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する
  • ニフティクリップに登録する
  • RSSを購読する

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に) TOP » その他 » 何も追わない河原で春を満喫(2022.3.11)