クモマツマキチョウ幼虫、早いものは3齢幼虫に(2022.4.21)
この歳になって初めてクモマツマキチョウ(八ヶ岳産)の飼育を手掛けています。
僕は半分蝶屋、半分甲虫屋で、蝶屋としては採り屋であるとともに飼育屋でもあります。
一体幾つ屋号を持っているのか自分でも関心する次第ですが、蝶の飼育材料としては真っ先に
やるべきクモツキにやっと取り組むことが出来て楽しい毎日です。
ゼフ飼育もそうですが、クモツキ等は飼育期間および展翅、あるいは累代操作が早春から初夏に
なってしまうので南西諸島への遠征を行わない年にしか手掛けることが出来ません。
4年の奄美生活を終えて少し本土でゆっくりしようとの思いから今春は遠征をしないと決めたので
やっとクモツキ飼育のチャンスが巡って来たという次第。
で、いきなり今の状況です。
昨日は阿蘇の根子岳周辺へ餌のナノハナ(本来は近似種のカラシナが良い)を採りに行って来ました。
ナノハナの生け花が常に視界に入るので、セロトニン効果で精神衛生上とても良いですね^^
元々は卵を入手したのですが、早いものは既に3齢幼虫になる個体も現れ始めました。体長にすれば
1.5cmといったところでしょうか。
本種は共食いが激しいので孵化直後~暫くは一茎に1頭ずつ各々を隔離して飼育する必要があり
面倒なのですが、この大きさになるともう共食いの危険はありません。
下の写真の幼虫達は未だキケンがアブナイ^^、かな。
クモツキの幼虫は成長が早く3週間ほどでカタが付くので、共食いの時期だけ注意すれば飼育は楽です。
ナノハナ類は極めて水揚げが良いですしね。
もう少しでバリバリと食い込む見応えのある終齢幼虫となるので楽しみです^^
もっと詳しく知りたい事や
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