遂にミカンツノカメムシを採る(2023.4.21)
あまり採集をしないことに決めている今回の八重山ですが、採集に出たら出たなりにやはり何らかの
収穫があります。
十数年前から是非採りたいと思っていた虫が何となくやっていた林縁のスウィーピングで採れました。
ミカンツノカメムシです^^
八重山にはミカンキンカメというのも居ますが、それとは違いますよ^^
ミカンキンカメはキンカメ類の変わり種でやはり八重山に分布しますが、これは長期遠征時代に
採集済みです。
ミカンツノカメは本土に何種類か居る大型ツノカメ類よりひときわ大きく、ツノは写真の通り湾曲した
巨大なもの。今は亡き石垣の虫屋さんの標本箱で見て以来どうしても欲しかった虫で、僕にとっては
間違いなく今回の八重山での最大成果と言えます。
本種は本当になかなか採れず、現在はポイントも特に無いため奇虫が好きな虫屋の難関の一つと
言えましょう。思い掛けなく十数年来の夢が今回叶いました。
緑系のカメムシ標本の変色は避けられないのですが、少しでもそれを防ぐため本個体は冷凍処理して
みたいと思います。
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