シルビアシジミ飼育終了も、なんだかねえ~(2024.11.5)
熊本:阿蘇高原産シルビアシジミの飼育が終了しました。現在は羽化成虫の展翅をチマチマ行って
います。全般的にはとても成功とは言えない成果になったかなあ。
飼育があまり上手く行かなかった原因が今年は確実に幾つかあります。平地性シルビアと違い、
山シルビアなので10月に入ると発生はほぼ終了となるため母蝶採集は遅くても10月最上旬には
終えておく必要があります。
今年もその様にしたのですが、問題は下界の飼育環境。飼育は平地で行うので今年独特の暑さがモロに
祟ってしまいました。本来の狙いは10月~11月の冷涼期間に幼虫をゆっくり育てて美しい大型の
低温期型に育てるというものです。しかし今年の10月は晩夏の延長のような感じの高温続きで、
幼虫が一気に成長してしまう事態となってしまいました。
産卵~孵化の期間は驚くほど短く、シロツメクサに乗せた若齢も瞬く間に数ミリの大きさになって
しまったため、そこからはインゲン豆を使用せざるを得ず、成長速度に拍車が掛かってしまいました。
今思えば少しでも成長を遅くするためシロツメクサの期間をもっと永く取るべきだったと思います。
もう一つの失敗原因はウィルスの発生で多くの幼虫を失った事です。元々数は多くなかったのでこれは
痛かった。10月とは言え夏の延長のような環境下でインゲンのような高水分の餌を使ったため、風遠しに
気を配ったもののウィルスが蔓延したのは仕方の無いことだったと思います。
それでも生き残った幼虫達は本来なら11月中旬頃に蛹化するハズなのに10月中には既に蛹化@@
残っている蛹の一部。これらは大型に育ってくれていますが、早期に蛹化したものはあまり大きくない・・・
今年は「秋」が無かった。この一言に尽きると思います。山シルビアの飼育、今年で一旦終了しようと
思っていましたがアテが外れました。居なくなってしまうまでに何時かまた挑戦したいと思います。
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