引っ越し完了、そして新たな5カ年計画の始まり^^(2013.3.1)
いやあ、遂に引っ越しが終わりました。
不動産屋への引き渡しは残っていますが、一連の作業はほぼ終了です^^
空になった家の中を見ると、Uターン後5年間の暮らしが思い出されますねえ。
360度、家々に囲まれた住宅街にありながら、庭木とも言えない少量の雑多な植え込みの植物から
実に色々な昆虫が観察できました。
たとえば・・・
キンモクセイの周りで夜間乱飛したクリイロコガネ、ノイバラに訪花したカタモンコガネ、
クコには年中トホシハムシが居るし、脇の水路傍のツユクサには他のハムシ数種が観察できました。
主にエノキ幼木にはスグリゾウムシが多く、フジにはシラケナガタマムシがかなり発生します。
普通種ばかりですが、ワモンサビをはじめカミキリも5種類程を確認しています。
この他にもウシカメムシ等の意外な雑虫を結構多く採集しています^^
上のどれかの記事に、これらが発生しているチンケな庭に植わった庭木および建て込んだ住宅街が
写っているので見てみて下さい。
「え、こんな所で?」と驚かれる方も多いと思いますよ^^
さらに、ジテコンで回れる近所(せいぜい15分^^)では・・・
河川脇でクロマダタタマムシやオオシロカミキリが今でも採集出来、リンゴカミキリやルリカミキリは勿論、
諸々の普通種達は幾らでも見つける事が出来ました^^
こうした事実はこの近辺だけの話ではなく、田舎では宅地化は進んでも、周り一帯に未だ古来の自然が
息づいている事を示しています。
僕は東京で四半世紀の間暮らしたのでよく分かるのですが、ここが決定的に異なる部分なんですね。
都会には憩いの場として多くの緑化公園が整備されているものの、単なるマガイ物にすぎません。
もうそうした所で暮らす気には全くなれないなあ。
いずれにしても、この引っ越しを契機にこれまでの虫採り形態とはサヨナラします^^
毎年同じ事ばかりやっていても面白くないので、僕は大学卒業以降、ほぼ5年単位で人生設計をしながら
虫屋人生を歩んでいます。
自分の中で、本州および九州本土における虫採りはほぼ終了しました。
ちなみに、それほど遠くない将来、日本の虫をスパッと止めて海外で暮らすことも考えています。
海外での「虫浸け」生活というのも夢の一つなんですね。
もちろん、その後はまた別の形で日本での虫採りに回帰するわけではありますが^^
まあ、そんな先の話はともかくとして・・・
今年は正に新しいタームの初年度に当たります。
短い人生、どんどん進化して、色んな虫をやっていかないと面白くないもんね^^
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。