森林性のコブバネサビカミキリなど(2013.6.10) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

森林性のコブバネサビカミキリなど(2013.6.10)

八重山のサビカミキリ5種類の中で最も森林性が高いのがコブバネサビカミキリです。
中でも出現期が最も遅く、5月半ば頃からようやく姿を現します。

八重山のサビカミキリ類は生息環境が結構限定されており、本種は原生林以外ではまず採れる
事がありません。

特徴的なのがその採り難さ。
材採集でシイの枯れ枝を持ち帰るとまとめて3つ、4つ羽脱することはありますが、原生林の中で
いきなり採ろうと思うと結構難儀するカミキリです。

第一、原生林の中にはビーティングするポイントが殆どありません。
シイの枯れ枝が最も良いのですが、雑多な枯れ枝等を片っ端から叩いていると忘れた頃にようやく
ポツンと落ちてきます。
この感覚はススキサビに似ているかもしれませんね。ふう。

次は主に海岸線や平地に多いイシガキシロオビサビカミキリです。
山手方面でもたまに採れますが圧倒的に低地寄りのサビカミキリです。

採り難いというイメージもあるようですが、決して珍しくは無く5~6頭が採れる日も珍しくありません。
石垣なら北部での記録が多いのですが、実は南部でも結構採れます^^

本種はかなり小さいので硬くならないうちに早目に展足するに限ります。
また白く美しい斑紋が命なので、それを汚さないためにも早く毒ビンから取り出しましょう^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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