イシガキシロオビサビカミキリ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

イシガキシロオビサビカミキリ、ヨコスジサビカミキリ(2014.5.31)

春以降、石垣島の海岸線や田園地帯と言った低地帯でビーティングしてもあまり面白いカミキリは
落ちて来ないのですが、とりあえず摘んで毒ビンに入れてしまうのがサビカミキリ達です。

本土でサビカミキリ(プテロ)と言えば、3バカサビに代表されるように採集の対象にならないカミキリの
筆頭格ですが、こちら八重山ではちょっと事情が違います。
八重山には5種類のサビカミキリ類が居ますが、ワモンサビを除いてどれも比較的少なく、「採れると
嬉しい」カテゴリーに入るカミキリ達なのです^^

今日紹介するのは、石垣では北部のみに産する珍種ススキサビカミキリ、既出の山間部のみに産する
コブバネサビカミキリを除く2種類です。

まずイシガキシロオビサビカミキリですが、これは全国で最も小さいプテロで、大きくても5ミリありません。
よってビーティングネットに落ちても大部分は気付かれずハネ飛ばされているのではないでしょうか。
実は丁寧に気を付けて見ていれば結構採れるんですよ^^

低地帯から山間部まで垂直分布は広く、与那国にも分布しています。
材採集でも山間部では主にシイから、低地では雑多な木本の枯枝からポツポツと出てきます。

交尾したまま落ちてきた本種。最も愛らしいプテロで僕は好きですねえ。

次いで低地帯のみに現れるヨコスジサビカミキリ。
これはかなり少ないプテロなので落ちると嬉しいですね。発生直後はこのように白く美しいので、
採集意欲をそそるカミキリだと思います。

何故か材から出したことがありませんが、低地で材採りをあまりやらない事、そしてやはり少な目
であることがその理由でしょうか。

ヨコスジサビも擬死を装うことがあるんですね。初めて見ました。

山地で採れるコブバネサビは材採集の方法を会得したので、ヨコスジサビおよびイシガキシロオビサビ
についても生活史を確認しておきたいものです。

森林性のコブバネサビカミキリなど(2013.6.10)

八重山のサビカミキリ5種類の中で最も森林性が高いのがコブバネサビカミキリです。
中でも出現期が最も遅く、5月半ば頃からようやく姿を現します。

八重山のサビカミキリ類は生息環境が結構限定されており、本種は原生林以外ではまず採れる
事がありません。

特徴的なのがその採り難さ。
材採集でシイの枯れ枝を持ち帰るとまとめて3つ、4つ羽脱することはありますが、原生林の中で
いきなり採ろうと思うと結構難儀するカミキリです。

第一、原生林の中にはビーティングするポイントが殆どありません。
シイの枯れ枝が最も良いのですが、雑多な枯れ枝等を片っ端から叩いていると忘れた頃にようやく
ポツンと落ちてきます。
この感覚はススキサビに似ているかもしれませんね。ふう。

次は主に海岸線や平地に多いイシガキシロオビサビカミキリです。
山手方面でもたまに採れますが圧倒的に低地寄りのサビカミキリです。

採り難いというイメージもあるようですが、決して珍しくは無く5~6頭が採れる日も珍しくありません。
石垣なら北部での記録が多いのですが、実は南部でも結構採れます^^

本種はかなり小さいので硬くならないうちに早目に展足するに限ります。
また白く美しい斑紋が命なので、それを汚さないためにも早く毒ビンから取り出しましょう^^

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