コブバネサビカミキリ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

コブバネサビカミキリの蛹を多数採集、続々と羽化中^^(2014.5.14)

一般的に原生林の中での採集は特段のポイントが無いため難しく、意外と思われるかもしれませんが
得られる種類数も決して多くはありません。

1日中、ポンポンとあちこちを叩き回って得られるカミキリはほんの数種。
今日の主題コブバネサビカミキリはその一つです。

特にシイの枯葉付き枯枝を好みますが、やはり滅多にそんな美味しい枝が転がっているわけでは
ありません。
決して多くはないし、原生林内で落ちる虫としては大きく手答えがあるので採れると嬉しいものです。

今年はそのコブバネサビの蛹を多数得ることが出来ました^^

前蛹および蛹の大小の比較です。サビカミキリ類(プテロ)は結構個体差が大きいです。

蛹における大凡品ワモンサビとの見分け方は簡単。
コブバネサビは写真のように触覚が翅芽に沿って下方に配置されていますが、ワモンサビは
くるっと上方に折り返されることで区別出来ます。

ケース内で羽化した♂。
今は梅雨期なので採集にもなかなか出られませんが、部屋に居て次々と「親が得られる」のですから
たまりません^^

体も硬くなり十分に発色した♀。

本種はフォルムも良く白帯が綺麗で単純に好きなプテロの一つです。
同地域内でも変異があるし、全国的には3亜種に別れているのでコレクション欲も沸きますね^^

森林性のコブバネサビカミキリなど(2013.6.10)

八重山のサビカミキリ5種類の中で最も森林性が高いのがコブバネサビカミキリです。
中でも出現期が最も遅く、5月半ば頃からようやく姿を現します。

八重山のサビカミキリ類は生息環境が結構限定されており、本種は原生林以外ではまず採れる
事がありません。

特徴的なのがその採り難さ。
材採集でシイの枯れ枝を持ち帰るとまとめて3つ、4つ羽脱することはありますが、原生林の中で
いきなり採ろうと思うと結構難儀するカミキリです。

第一、原生林の中にはビーティングするポイントが殆どありません。
シイの枯れ枝が最も良いのですが、雑多な枯れ枝等を片っ端から叩いていると忘れた頃にようやく
ポツンと落ちてきます。
この感覚はススキサビに似ているかもしれませんね。ふう。

次は主に海岸線や平地に多いイシガキシロオビサビカミキリです。
山手方面でもたまに採れますが圧倒的に低地寄りのサビカミキリです。

採り難いというイメージもあるようですが、決して珍しくは無く5~6頭が採れる日も珍しくありません。
石垣なら北部での記録が多いのですが、実は南部でも結構採れます^^

本種はかなり小さいので硬くならないうちに早目に展足するに限ります。
また白く美しい斑紋が命なので、それを汚さないためにも早く毒ビンから取り出しましょう^^

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