今年はやや好調、屋久島高地の特産ゴミムシダマシ(2013.7.27) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

今年はやや好調、屋久島高地の特産ゴミムシダマシ(2013.7.27)

ゴミムシダマシの仲間は島毎に固有種が多く、採集やコレクションに大変面白いグループです。
本当はもっと人気があっても良いと思うのですが、イマイチですねえ。

でも、こちらとしてはその方が良いです。
こっそりと楽しむことが出来ますからね^^

屋久島にも勿論多くのゴミダマの固有種が分布しており、魅力的なのが屋久島らしく千メートルを
越す標高に居る高山性の固有種達です。

ゴミダマと言っても多産する種類は限られており、特にこうした高標高に居る種類は数が少なく
一晩にほんの数頭しか採れない種類ばかりです。
せっかく低標高でのナイターを諦め、一晩を潰して高いガソリンを使い(相棒アウトバックはハイオク仕様:
屋久島では最安で176円/ℓ!)ここまで来てもいつも数えるほどしか採れないのが現実なのです。

最も少ないのがイリエヒサゴゴミダマで、採れない年の方が多いですね。
近似と思われる九州のソボトゲヒサゴも珍品でなかなか採れません。
イリエは今年はやや発生していて、他の採集者も含め行けばなんとか採れるという状況でした。
(写真撮れず:ゴメンなさい)

次に少ないのがヒメエグリユミアシゴミダマで、これはカッコ良いですよ^^
図鑑にあるように♂では後腿節にトゲがあってなかなか格調高いです。
これも数が採れないゴミダマで、下の写真はご神木に付いていた一頭です。
高地帯で月と共に見る珍品ゴミダマもオツですねえ^^


実は今回、林内を徘徊していたら、新たな最強のご神木を見つけることが出来ました^^
写真のようにヒメエグリユミアシが3頭も付いており、こんなスペシャルな木は極めて珍しいです。
来年がまた楽しみ。これならイリエも付いているだろうなあ^^

そして、これも屋久島固有のヤクヒサゴゴミダマ。
特徴的なのがその長っ細くデカイ体型で、他の多くのヒサゴゴミダマとは一見して見分ける事が出来ます。
今年は例年より少なかったですね。

また、何時もは多いオニエグリゴミダマ(これも固有種)も今年は少なく、ちょっと違和感があった
夜の屋久島でした。

ただ、夜の静まり返った屋久島の高山帯は独特の神秘性があり、暗闇が怖い方は心して臨んで
下さいね~

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

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