この時期にも未だツヤケシヒゲナガコバネが(2019.11.11) | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

この時期にも未だツヤケシヒゲナガコバネが(2019.11.11)

イメージとしてはこの時期でも暖かそうな奄美大島。沖縄と同様にまだ素足で海で遊べるのだろうと
一般の方は思っておられるでしょう。
僕もこっちに来る前までは「冬でも暖かいんだろうなあ」と漠然と思っていましたが、実はそうでは
ありません。もちろん九州本土よりも温かいのですが、そう大きな違いもありません。
沖縄は文字通り沖縄ですが、奄美は鹿児島の南の片田舎という感覚がしっくり来ます。

11月も中旬に差し掛かって来ると朝晩はもう肌寒く、長袖を着て掛け布団も二枚無いと寒くて
寝ることがもう出来ないですね。
ただ昼間はまだ24~25℃程度まで上がる日があるので、晴れた日にはウスキシロやツマベニ等の
蝶が飛んでいることもあります。これは鹿児島本土の薩摩・大隅半島南部辺りも同じですね。
しかし甲虫となるとさすがにもう見ることはまずありません。

そんな中、部屋の片隅に何か小さな虫が居るのに気付きました。
近付いて見ると、ツヤケシヒゲナガコバネの♀です。

注意してあちこちを見回すと、他にも3頭が窓や壁に留まっていました。部屋には最近オキナワクビジロ
カミキリが羽脱した出がらしのリュウキュウツルウメモドキ枯れ蔓しか無いので、これから出たわけです。

本種は基本的にブドウ類の枯れ蔓の樹皮下を好んで食害する多産型のヒゲナガコバネカミキリの仲間です。
ブドウ以外でもツルなら良いようで、僕は以前にもツルウメモドキや樹種不明の他の枯れ蔓からも羽脱
させたことがあります。ただブドウ以外の場合はあまり個体数は入らないようです。

モロルクス(シラホシヒゲナガコバネカミキリ属)とエパニア(ヒメコバネカミキリ属)を掛け合わせた
ような名称のモロルコエパニア属の一員で、日本でこれに属するのは本種のみです。
指で捕まえても飛ぶことが無く指先をペタペタ這い廻りなかなか離れません。しかも素早いので慌てて
捕まえようとしてちょっと強く摘まむと触角や脚が簡単に破損するので取り回しがとても面倒で厄介です。
普通種なので手にする機会は多いものの、それでなかなか完品の標本を残し難いんですね。

シーズン中ならまじまじと見る種類ではありませんが(いや、意外と格好良いな)、奄美ならこの時期でも
なんとか新成虫として活動するカミキリが居るよ、程度の話でした^^

もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。

お問い合わせはこちらからどうぞ

  • Yahoo!ブックマークに登録する
  • はてなブックマークに登録する
  • livedoorクリップに登録する
  • newsingブックマークに登録する
  • del.icio.usブックマークに登録する
  • ニフティクリップに登録する
  • RSSを購読する

次の記事 »
前の記事 »
トップページへ » 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に) TOP » カミキリ » この時期にも未だツヤケシヒゲナガコバネが(2019.11.11)