本日、沖縄および奄美地方が梅雨入りしました。
西表は今後1週間は雨模様のようで、当分はゆっくり出来そうです^^
この時期に西表島に来るといつもこうなのでもう慣れっこ。
虫にとっても十分なお湿りとなって悪いことではありません。
ただこのタイミングで短期で来る人にとっては悪夢でしょうけどね。
さて、一昨年に某昆虫誌に近年西表島で頑張っておられる虫屋さんたちにより「西表島における
最近のカミキリムシ科記録」という報文が発表されました。
これによると西表島の既知種は100種ということになっています(その後別報文でヤエヤマゴマフ等
数種が追加された)。
この中でこのところ再確認が出来なかったとされるものにタケトラカミキリがありますが、
僕は昨年1♂、今回1♀を採集したので一応この場で紹介しておきます。
いずれも飛翔中の個体を手掴みで採ったもの。ヒキ強いなあ、ワシ。
今回の個体を宿に戻って撮ったのがこれ。

まあタケトラだから人為的な持ち込み等も考えられるわけですが、とりあえず近年は再確認出来なかった
のも事実。
データはしかるべき研究者にお渡しする予定としています。
カテゴリ : カミキリ
昨日、今季初となるベニボシカミキリを採集しました。
久しぶりのデカイ♀。嬉しい^^
一昨日、小さな♂を見逃して悔しい思いをしましたが(極小個体だったのでそれほどでも無い^^)、
今日はコレと決めた倒木を見ていると、例の鈍いブーンという羽音と共に結構大きなベニボシ♀が
その部分に留まったではありませんか!
慌ててカメラを腰のポーチから取り出すも、殺気を感じたヤツはハネを開いたまま猛スピードで
走り去ろうとします。
そのまま飛ばれたらオシマイという究極状況の中、エイッと1枚採って(ヒドイ写真になったけど)
すかさず押さえつけました。
その時には完全に羽は全開だったもんね。危なし@@

真正採り屋とヤラセ無し生態写真屋のハイブリッド(このカテゴリーはたぶん僕だけ^^)に
生れ付くと日々大変なのです。
ところで、このベストシーズンに他のカミキリ屋に合わないのはドーシテだろう?
ポイントの駐車場にも他の車は全く無し。シンジラレン。
皆、オキナワホソコバネカミキリで軍資金と有給を使い果たしたんだろうか?
ヘンな話だけどそんなとこかもね^^
この時期には珍しく4日連続で降雨の無い予報でしたが3日目で狂ってきたようで今日は朝から
降ったり止んだりとなっています。
太陽が出る時間帯もあるものの林内はグッショリなので今日は平地の散策をします。
そして例の如く明後日からは1週間ぶっ続けの雨予報。
高湿度で熱気ムンムンのジャングルの中で、天気の好転に賭けつつドロドロになりながら
この赤い虫と格闘するのです。
今季のベニボシの顛末は次回のメルマガで詳しくお知らせする予定です。
なお、どうも当方のプロバイダアドレスが完全におかしくなったようで恐らく遠征中は
使えないようです。緊急の場合はヤフーアドレスに頂くか、もしくは携帯にお掛け下さい。
カテゴリ : カミキリ
本日、波照間島を経由して1カ月半ぶりの西表島に入りました。
ここに暫く滞在して採集を楽しみます。
それにしても波照間島の海は天国、相変わらずの別世界でしたね^^
何時もながらの灼熱の太陽でしたが、これほど美しい海岸は他に類を見ないとの評判です。

これまで波照間には数年間通いましたが、明らかに最も虫が少ない年でした。
普通種がやたら居る印象でしたが、今年は他の島同様に冬の寒さが祟ったのかもしれません。
今後ここには暫く来ないつもりで普通種も含めてたくさん虫を採るつもりでしたが、ちょっとアテが
外れました。命の洗濯は十分出来ましたけどね。

でも一番の狙い目は、苦労したものの今回もしっかり採ってきました。
その紹介はまたいずれ。
波照間の数日間は連日採集日和でしたが、西表島はジンクス通りに雨上がりの低温。
当時期の八重山は梅雨の影響で採集日が極端に減りますが、行動を開始したら情報発信を始めますね。
なお、パソコンの調子が悪いようで西表で暫く振りにメーラーを開くと送受信が出来ません。
ここ1週間ほど当方から返信が無いという方は申し訳ありませんが復旧まで暫くお待ちください。
お急ぎの方はyahooアドレスへご一報お願いします。
カテゴリ : その他
本日、僕は沖縄本島をあとにします。
実にオキナワホソコバネカミキリで揺れた1か月弱でした。
5メートルに満たない間隔でネットがひしめいたポイントの丘。

これから僕は波照間島を経由して西表島に入ります。
西表はネット環境が厳しいですが、出来る限り情報発信に努めようと思います。
なお本日、メルマガ「南虫ニュース」44号を配信しましたのでお知らせします。
カテゴリ : その他
採りました、オキナワホソコバネカミキリ^^

昨日採れ始めたという情報を得、本日ポイントに立ってほんの十数分。
「あれ、コレじゃない?」と目の前を飛ぶ虫を救うとこれがオキネキ。
実にあっけない本種との出会いでありました。

ネクマチヂヒオドシハナカミキリ同様、初めて狙った年の、初めて狙った日に目出度くゲット。
これで、今年必ず採ると自らに課した3種のカミキリ(ノコギリヒメコバネ、ネクマチヂヒオドシハナ、
そしてオキナワホソコバネ)を全て手中にしたことになります。
実に感無量・・・

本日は週末でもあり十数名(半数が地元採集者)がポイントに集いました。
皆情報が早いなあ@@
各々の成績は0~数頭、ちなみに僕はほぼ稼ぎ頭の6♂^^
やっと出始めですからこの程度が限界でした。
驚くべきは他の採集者(その人の奥さん^^)により早々と♀が採れてしまったこと@@
オキネキは今後も鋭意採集に臨みますが、全容については次々回のメルマガでお伝えする予定です。
カテゴリ : カミキリ
やや明るい林道を歩いていると、膝位の高さをスウーッと飛び、フワッと林縁の葉っぱに留まる
カミキリが居ます。
いきなり現れていつの間にか葉っぱに留まっているたたずまいは忍者さながら。
スマートでカッコ良いオキナワホソバネカミキリ♂です。
八重山亜種よりは大きく、また同亜種よりは数が多くて採り易いですね。

これは♀。

本種は材で採った方が楽なのでどうしようか迷っているところ。
ついでに。
オキナワホソバネをルッキングで探していると、クスノキ科の近くでジタバタと飛び出す
オキナワリンゴカミキリ。

今年の沖縄は下見なので一網打尽にはせずカンベンしてやりますが、来年からは本種もきっちり
「貯めて」いきます。
リンゴ系は北から南まで、たくさん並べたいですからね^^
カテゴリ : カミキリ
本日を逃すと1週間は雨を覚悟しなければならないという予報の中、ネクマチヂヒオドシハナ
カミキリのポイントへ行ってきました。
熊本地震で地元が被災したこともあるのですが、沖縄に来て以来天気も悪く気温も低目のため、
こっちで採集に出たのはほんの二日ほど。ようやく気温も上がってきたし、間違いなく本日が今季、
本種を狙うには最も条件の良い日です。
今日ネクマチヂを採らないと次に採集に出られるのはたぶん1週間後になるため、その頃はもう
オキナワホソコバネの時期となってしまいます。

つまり、ネクマチヂを必ず今日採らなければならないということ。
なんちゅうプレッシャーなんだろうか@@
晴れて気温も高くパラナスピアを狙うには最高の日ですが、ポイントに立つと風がかなり強い。
飛翔力の弱いパラナスピアは、こんな日はたとえ飛んでも風に煽られて極めて見つけ難いし、
ネットさばきも相当困難となります
でもでも、プレッシャーに強い僕はしっかり採ってしまったのでありました^^

うん、これこれ、これぞパラナスピア・ネットインの感触^^
初めて狙った年に採るというのは実に気持ちの良いものですねえ。

今年のネクマチヂは採れ始めが4月15日頃、僕が今日採った個体がたぶん数頭目だろうから、
今後の天気を考慮すると相当不作の年となりそうです。
カテゴリ : カミキリ
皆さんご存じのとおり、昨晩、僕の地元・熊本で震度7にもおよぶ未曽有の大地震が起きました。
余震はそれ以降も断続的に続いており、多くの虫友の方々より当方の家族の安否を気遣うご連絡を
頂いております。誠に感謝に耐えなくここに心よりお礼申し上げます。
とりあえず当方の家族は全員無事、家屋も主だった損傷は無いとのことなのでご報告致します。
そうしたわけですので、メールや電話をしようかとお迷いの方も居られると思いますが、過分のご連絡は
ご無用にお願い出来れば幸甚です。
なお、当方は現在沖縄本島に居りますが各方面との連絡・調整や、急きょ一時帰宅の可能性もあります。
ブログ更新やメルマガ配信については滞る期間もあると思いますが何卒ご了承お願いします。
沖縄の春は相当遅れており、これまでにネクマチヂジヒオドシハナも採れていないようです。
予報によるとこれから二週間ほど梅雨を先取りするかのように悪天が続くようで、オキナワホソコバネも
含めて今後かなりの混乱が予想されるところです。
四半世紀ぶりに採ったコウザンドウボソカミキリ。

カテゴリ : その他
昨日、蒸し暑い石垣島から雨のそぼ降るやや寒い沖縄本島に入りました。
石垣滞在の最後の方は連日27~28℃もありましたが、こっちはいきなり20℃と低くなっており
ちょっと肌寒さを感じます。

那覇空港に降り立つとその足で車を借り、沖縄自動車道に乗って最北の許田インターで降ります。
暫く北部地域採集の拠点となる名護市に滞在して6年振りの沖縄の虫を楽しむつもりです^^

なにしろ沖縄は奄美と同様に大きな島なので数回の渡島で済むわけは無く、相当長期的な視点で
臨む必要があります。今年はその取っ掛かりの位置付けと考えています。
とりあえずは春物および初夏物の全体像を幅広く見渡せれば良いかなというところですね。
残念ながら明日位までは雨で気温も低いため、出撃はそれ以降となりそうです。
これで終わるのもつまらないので、現在抱えているカミキリの写真を幾つか取り上げます。
まずは石垣島の材から羽脱したチュウジョウトラカミキリ。
気温が上がってくれば次々に羽脱してくる、かな^^

羽化し始めた与那国のノブオフトカミキリ。
これは蛹採集品で、幼虫で採ったものは暫くダラダラと出てくれると思います。
今回は幼虫の生存率を上げる工夫をしているので楽しみだなあ^^

同様に与那国のウスイロフトの蛹。大きいので♀ですね^^
以前ノブオフトの蛹の写真はアップしたことがありましたが本種は初めてと思います。

さあ、沖縄の虫も一杯採るぞお^^
カテゴリ : その他
石垣島の原生林内の山道を歩いていると、目も覚めるような煌(きら)びやかなものがヒラヒラと
舞い降りてきました。
日本産昼蛾、否、全ての国産蛾の中で最も美しい種類と思しきサツマニシキです。

注目度が高いと見えて日本産は4亜種に分けられており南に行くほど白化が顕著となります。
八重山亜種は「薩摩錦」ではなく、ヤエヤマニシキと別名を与えたくなるほどブライトンな美蛾です^^

これまでなかなか発生初期のビカビカの個体と巡り合わなかったのですが、これは良い個体です。
とても大きな♀で、もちろんキープ^^
驚いたのは、羽根の付け根の「ブクブク」は予期していたものの、それとは別に各脚の先端部分からも
黄色い液体を分泌したこと@@
(シャッターチャンスを逃し、ほとんどが滴ってしまった)

これまで羽根の付け根のブクブクは数個体で確認していたものの、このパターンは初めてです。
逆に羽根の付け根部分からの噴出は殆どありませんでした。♂と♀の違いでしょうか?
(参考)
バブル崩壊^^
さらに驚いたのは、ティッシュで作った三角紙の中で蘇生して多くの卵を産卵したこと。

本種、特に最も美しい八重山亜種は将来飼育を試みる予定でしたが、正直これは想定外です。
これからも遠征は続くので大量の幼虫を抱えることは残念ながら不可能。
うーん、実に残念。
何かイイ手はないかしら。
カテゴリ : 蛾