今年1回目の「オークション出品から」のコーナーです(本日終了分)。
2月一杯までの期間限定の出品ですので、残すところあと9回。
年末最後から二週間振りなので出品数が120点とかなり多く用意していますが、いつものように
ここでは10点をご紹介します。
最後に若干の告知もありますのでご覧いただけると幸いです。
石垣産フタツメイエカミキリ♂

日本産イエカミキリの中では最もポピュラーとされる本種ですが(ただし普通種ではない)、これほど
大型の♂には滅多に行き当たりません。イエカミキリ随一と言える大アゴも独特の形状となります。
熊本産シロスジドウボソカミキリ・ペア

沖縄以南の各亜種はビーティングで稀に落ちてくる珍種として知られますが、九州産は成虫越冬中に
割出採集されるケースが多いです。九州でも決して普通種ではなく採れても数頭の場合が殆どです。
熊本産キュウシュウオニクワガタ2♂1♀

盛夏に九州脊梁山地の高標高エリア(ブナ帯)で灯火に飛来したものです。マイフィールドではよく
飛来するのですが、ここまで大型の♂は滅多に採れません。
熊本産レインボーセンチコガネ(1)

今回はレインボーセンチの比較的カラフルな地域のものを幾つか出品しています。これは熊本・宮崎
および大分の3県境付近のもので、全体として最も美しい群とされます。 遠くて行き難い場所です。
熊本産レインボーセンチコガネ(2)

阿蘇南部のカルデラの外側、すなわち南外輪山の一画のもので、上群(1)にも劣らないカラフルさを
持つ群です。ちなみに我が家から1時間も掛からないお手軽なマイ・フィールドです^^
熊本産レインボーセンチコガネ(3)

現在噴火中の阿蘇山直下の珍産地のもの。上(1)、(2)にはカラフルさの上では適いものの
青系・紺系の色合いが深く、全体的に暗めの色調の独特のレインボーです。
熊本産レインボーセンチコガネ(4)

前々回あたりに一度紹介した今年初めて確認したレインボーベルトの最西端の個体群。比較のため
再登場させました。ほぼ平地のものなので上(1)~(3)の山地型に比べるとかなり大型なのも特徴。
西マレーシア産パラドクサマネシアゲハ♀

今回は外国産蝶の出品が少ないのですが、その中でもメインの種と位置付けるもの。本種の♀は現地で
入手した中でももっとも少なく、手放せるのは当個体のみです。もう出品出来ません・・・
西マレーシア産アゲスターマネシアゲハ・ペア

キャメロン・ハイランドには本種をはじめ幾つかの珍蝶が採れる山があり、採集人がよく登頂して
いました。本種♀は年間数頭しか採れないらしく、やっと数頭を確保出来たのみでした。
西マレーシア産サカダチコノハナナフシ♀

僕が現地で懇意にしていた標本商はバッタ・ナナフシ・カマキリ等の展足標本を作るのが得意でした。
内臓を抜き、機械で急速乾燥させる等手が込んでいるので結構高価でした。本種はこれが最後の在庫。
冒頭で述べたようにオークション出品も残すところあと二カ月。
僕の場合、不落品の再度上場はほぼ行ってきませんでしたが、今後は落札されない限り毎週日曜日の
夜に再上場されます
最終的な不落品の来シーズン上場はありません。特に珍品はマイ・ボックスに入るので^^
今週出品が少なかった外国産蝶ですが、在庫はまだまだあるので年末の南虫ニュースで告知したように
来月初旬、特別販売します。
西マレーシア・タイ産、インドネシア産およびペルー産とかなりオトクな設定となりますので、外国産が
お好きな蝶屋さんはお楽しみに^^
これまで当方からオークションで外国産蝶をご落札頂いた方に別途ご案内を差し上げる予定です。
また、来シーズンの特別販売についての告知も少し。
今週多数出品しているレインボーセンチですが、 多くの産地および個体数を網羅したスペシャルセットの
ご提供を考え中です。屋久島産センチ、ヤクルリセンチも含める予定で、おまけもたくさん用意します。
他の誰も手にすることのない、魅惑のコレクションが出来上がりますよ^^
九州・屋久のセンチ、オオセンチにご興味をお持ちの方はお楽しみに^^
カテゴリ : 今週のオークション
新年、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
いろいろ言葉を考えましたが、元旦、年頭の言葉としてはやはり上の二行しかありませんね^^
昨日の今日のブログ更新なので新旧感が全くありませんが、やはり儀礼は大事。
日本人なんですねえ。
いよいよ平成28年の幕開けです。
いつになっても我ら虫屋にとっては何を置いても、「虫」。
皆さんもこの正月休み期間、「今年はアレを採るぞ」といった採集計画をおぼろげながらでも想定
し始めておられることでしょう。
僕は昨日大晦日に配信したメルマガでもちょっと触れたように、今年も春先から南西諸島を念頭とした
長期遠征を始めることにしています。
去年までは石垣島に住み込んだ八重山全体をじっくり探索する遠征形態でしたが、今年からの数年間は
その軸足を北上、すなわち沖縄本島・奄美大島方面により重点を置く活動に変化させていきます。
沖縄・奄美の虫には相当共通性がありますが、いずれにしてもこれまで重点的に採っていた虫とは
趣きがガラーッと変わる面もあることからとてもワクワクしています^^
そう、このワクワク感ですよ。我々が求めているのは。
3月の出立が実に待ち遠しいですが、良く考えたらもう2カ月先に迫っているんですね。
重点を移していくと言ってもやはり八重山をすっかり外すわけにはいきません。
春はまず、そこから訪れますからね。
石垣島までのチケットは旅割75で既に取得済です^^
石垣の北端、平久保の海岸。
もう少しでコーラル・ブルーと再会出来ます^^

これからの当ブログでは今期遠征のシミュレーションの意味も兼ねて、昨年の八重山等での出来事を
メインに紹介していきたいと思います(写真はこれまで未採用のものを使う予定)。
カテゴリ : その他
本当に一年が経つのはなんと早いのでしょうか。
遂に平成27年も今日で最終日を迎えます。
本年最後の写真は今年3月撮影した、我が国最西端の島、与那国の山肌に沈む夕陽。

地元にUターンして8年、沖縄方面に長期遠征を始めて3年、ようやく九州以南の虫全般について
それなりに語れるようになってきたと感じています。
来年はさらなる飛躍を目指して頑張ります。
なお、本日中にメルマガもお届けしますので購読者さんはお楽しみに^^
では、来年もよろしくお願いします!
カテゴリ : その他
今回で一連のオシメ替えに係る付随作業の説明は最後となります。
オシメ替えそのものとは直接関係の無い事項となりますが、綺麗な標本を作る上でのコツ等も含まれて
いるのでご参考に^^
前回の要領で1~2回のオシメ替えを行い汚物も十分に排泄させたレインボーセンチ達は酢酸エチルで
殺虫することになります。
下は酢エチを染み込ませたティッシュ入り薬品ボトルに、センチ達をザラッと入れた瞬間。
センチ系は体が大きい割に酢エチの効きが早く直ぐに動かなくなるので多数を投入しても破損することは
ありません。

ちなみにこれらは今年から採り始めた熊本市内の西方に位置する低山帯のもので、一定の色彩幅を
持つ一応レインボー群の一員と言えるものです。
現時点では九州中部域の東西に広がるレインボーベルトの最西端の個体群ということになります。
面白いのは胸部と小じゅん板が深紺かつエリトラが銅金色のツートンが高頻度で出現することで、
今のところこの型は当域でしか見ません(ちなみに他地域でツートンが出るのは稀)。
それに低地に近いからか、阿蘇の山地帯のものと比べるとかなり大型であるのも特徴です。
多くの産地のサンプルを扱う場合は、産地や日付を書いたシール等を容器に貼り混乱の無いように
します。
僕はこのようにガムテープに油性ペンでメモし、それを採集容器、オシメ容器そして殺虫容器に張り替え
ながら整理をしています。

十分に殺虫した後は洗浄です。
体表面には細かく粉砕されたオシメの紙屑やセンチ達の脱糞が付着しているため、最後の作業として
ここは抜かりなくやりましょう。
そこまでやるのか、と驚いておられる人も多いでしょうね。
はい、僕はやります^^
洗浄は普通にバシャバシャ洗うだけなので簡単です。
なのでどんな容器でも良いのですが、僕は使いやすい小型バケツを用いています。
虫を入れたバケツに水を注ぎ込み・・・

手でバシャバシャと何度もかき回します
ぐーるぐる^^

ちなみにこれらは熊本低地から阿蘇方面へ向かう途中、最初の山地帯で採れるもので、
カラフルさが出始めるもののしっかりとした色付きの無い「薄い」レインボーです。
ほぼ出回っていない産地なので(未だ僕が放出していないので^^)、ポイント的には面白いものと
思います。

細かい汚れは意外と最後まで残っているため、水を捨て、同じ作業を何度か繰り返します。
最後に水を切り、容器を逆さまにして何枚か重ねたティッシュの上に虫を落とします。
ティッシュを替えながら拭き拭き^^
凸凹に付いた水分もしっかり拭き取りましょう。

そして日陰で外気に晒して体表面に残った水分を完全に飛ばします。
たたし時間を掛け過ぎると体内も乾燥してしまい固くなるので、忘れないようにしましょう^^
汚れたタッパー類をまとめて洗ったところ。
容器類は次の採集やオシメ替えのため、常に清掃したものを用意しておきます。
洗浄後は天日に当てて消毒しつつ乾燥させます。

我が家は家庭菜園や庭弄りのため屋外に水道設備があるのでこの作業がやり易くて良いのですが、
これが無いお宅はいろいろ大変だよなあ・・・
水を入れた大きなペットボトルを何本も車に積み、野外で洗わなければならないのでしょうねえ。
最後に、体表面が乾いた虫の処理について述べます。
死後硬直が解けたら直ちに展足に入るか、時間が無い場合は密閉容器に入れて冷蔵します。
ここまで綺麗にすれば冷蔵庫に入れても良いと思えるでしょ^^
酢エチで殺菌しているので冷蔵庫内でも2~3カ月は腐敗したりカビが生えることはまずありませんが、
理想としては1カ月内に展足してしまった方が良いでしょうね。
以上、三回に渡りレインボーセンチのオシメ替えに係る一連の作業に加え、殺虫に至るまでの方法を
説明しました。
センチコガネ類に限らずダイコク類やエンマコガネ類、そしてシデムシ系等の汚物にまみれた昆虫達の
採集後の処理に使えるので是非ご参考にしてくださいね^^
カテゴリ : ハナムグリ・コガネ
古い写真を整理していて見つけました。
もう6~7年前になりますか、冬季に種子島で成虫越冬中のルリヒゲナガコバネカミキリを割り出した
時のものです。
右が♂、左が♀で真下に蛹室が映っていますね。
三代くらい前のデジカメなので画質やピクセル値が低くなんか見難いなあ。
せっかくの「ルリ」がそう見えない・・・

確か以前はツヤルリヒゲナガコバネと呼ばれていたように記憶するのですが、どうして「ツヤ」が
取れてしまったのでしょうか。
奄美産のコバルトヒゲナガコバネとの相違点はルリ色のエリトラがさらにツヤっぽいところですから、
敢えてツヤという言葉は残しておけば良かったのにねえ。
知る限り、未だルリヒゲナガコバネは種子島の、コバルトヒガネガコバネは奄美のそれぞれ特産種で、
いずれもトカラや屋久島、奄美の属島等から見つかっていないというのは個人的には不思議です。
あっちこっちに居ないのが、まあ良いところではあるんですけどね。
これは加害木のカラスザンショウの小枝。
ルリヒゲナガの加害枝を見つけるのは結構大変なんですよ。

Glaphyra属特有のウネウネとした食痕を樹皮下に作ります。グラフィラでも種類が違うとこの食痕の
感じは異なり、例えばタケウチヒガナガコバネだとウネウネ感が薄まりどちらかと言えば直線的な
食痕となります。
図鑑でも触れられているように、Glaphyra属のGlaphyra亜属には一見してかなり異なる多様な
種類が含まれます。
研究が進めば幾つかの亜属に分かれるのは間違いないと思いますが、成虫の形態と併せて幼虫の
食痕の違い等も亜属を分ける決め手の一つになってくるのでしょう。
幼虫とか食痕とか生態とか総合的に見ていると、図鑑や研究者に頼らずとも「違うな」と分かるもの
なんですね。
そうそう、この時は累代に挑戦したものの諸事情であまり上手くいかなかったんだよなあ。

4年後あたりから地元(九州本土および付近の島々)重視の採集活動にシフトしていく予定ですが、
本種の再捕獲・累代へのリベンジもそれまでお預けです。
こっちも早くやりたいものです^^
カテゴリ : カミキリ
前回はセンチコガネ等を採ってきた状態で、1日置いた段階まで話しましたね。
レインボーセンチのオシメ替えの風景(1)
とりあえず虫達は湿った紙類の中で動くうちに体表面が綺麗になり、腹部の汚物もそれなりに排泄済。
それらを一同に100均カゴに集めた状態。
オシメ替え作業はここから始まります^^


用意するのはタッパーに新しいオシメを詰めたもの。
先ほどカラになった採集に使った容器を即座に洗って使っても良いし、容器に余裕があれば予め
幾つかこれを準備しておきます。
採集現場にもこれを持参するわけですが(採集の場合はその場で準備しても良い)、僕は処理数が
相当に多く一々その場で洗浄している暇が無いので後者のパターンです。
汚れたタッパーは後でまとめて洗います。
まず空タッパーにティッシュを数枚敷き、八分の一に切った新聞紙を丸めて5~6枚突っ込みます。
個々の新聞紙片の大きさは試行錯誤の結果この位の大きさが使い良いようです。僕はこの大きさの
新聞紙片をいつも大量に切って用意しています^^
そしてその上からバーッと水を振りかけます。
この量は紙類がさっと湿るくらい、すなわちタッパーの底に溜まらない程度とします。
多過ぎても少な過ぎても良くないので何度かやってみて感覚を掴むことになります。

その上からさらにティッシュを数枚乗せて準備完了。ティッシュで新聞紙をサンドすることはマストでは
ありませんが、新聞紙は堅くこれだけだと容器内に隙間が出来るのでそれを塞ぐ小技と捉えて下さい^^
こうしたところに気を配ることは結構大事なのであえて書きました。

この上に、最上写真のカゴ内の虫達をザラーッとぶちまけるわけです。
下の様子、当ブログの何処かで見たでしょ?
本記事を書く必要があるなと思い、別途撮り下ろしていた写真です^^
レインボーセンチ達は慌てふためいて湿って柔らかくなった紙類に穴を空けながら下に潜っていきます。



ここでは経過状態を見て頂くため蓋を空けたままにしていますが、実際は虫を入れた後は直ぐに
閉めた方が良いです。
以前の記事に書いたようにセンチコガネ(レインボーセンチ)は殆ど飛んで逃げることは無いのですが、
オオセンチだと飛ぶ気満々^^なのでもたもたしていると必ず数匹飛んで逃げてしまうからです。
以上でオシメ替えは完了です。
蓋を閉めた状態で1日置き、さらなる体表面・体内の洗浄を図るわけです。
注意点としては、密閉してしまうと窒息死してしまうので四角のうち1~2カ所は緩く閉めて空気の
流れを少し確保しておく必要があります。
これは採集中から常に気を付けるべき事項なので申し添えておきます。
次回は当シリーズの最後として、一連の〆の作業について述べましょう。
レインボーのパターンも幾つか登場します^^
カテゴリ : ハナムグリ・コガネ
危ない危ない、旅割75の便が無くなってしまうところでした^^
先ほど、来年3月に始める次シーズン長期遠征の出発便チケットを購入しました。

細かい日程はまだまだ考慮中なので、とりあえずは八重山の中心である石垣島までの便を確保しておく
という観点です。其処を拠点にして各島へ赴くことになりますからね。
今後メルマガ等でも詳しく発信していくことになりますが、次シーズンからは八重山(西表島を除く)、
特に石垣島での活動はかなり絞るつもりです。石垣島そのものの虫のコレクションは十分出来たし、
ポイントや生態もほぼ掴んだので今後何時行っても応用可です。
春先はどうしても八重山から始める必要がありますが、来年は沖縄本島や奄美方面へも軸足を移して
行きたいですね。
沖縄や奄美のフル全開での虫採り。
ずっと後回しにしてきましたからね。今から実に楽しみであります^^
今回は取り掛かりのチケットを取っただけですが、年が明けたら一気に旅程を詰めて行くことになります。
カテゴリ : その他
忙しさのあまり山上げしようにも時間が無く部屋の片隅に置いていたキュウシュウツヤハダクワガタの
幼虫が・・・
なんと蛹化@@
今ごろ蛹になってどーするの?

前にミヤマカラスアゲハの飼育記事でも触れたように、室内飼育だとトチ狂って自然のサイクルを無視した
変態を遂げる個体がたまに出るのですが、まあ、出ちゃったということです。
ああ、メンド・・・

一応このまま保管してみますがどうなるか。
厳冬期に羽化するなら暖かい部屋に置く必要があるし、このまま越冬するにしても出来るのかしら。
本来蛹で越冬する機能も無いしなあ、羽化出来なきゃ★る(クワガタボーヤ達のスラング使ってみた^^)
んでしょうね。
いわゆる「諦め蛹化」という奴で、良質なエサが十分に無かったり厳しい生育環境で急いで変態する
必要に迫られた場合によく起こる現象でもあります。
本来ならもっと食い込んで時間を掛けて来年夏頃に蛹化するハズでした。
まあ放っておいた自分のせいなので★っても仕方ないけどね。

さてさて、どうなることやら。
カテゴリ : クワガタ
本年最後となるオークション出品から10点のご紹介コーナーです(締切は本日)。
ちなみに、当オークション品のブログでの紹介は締切日もしくはその前日に行っていること、そして
全品中の極一部であることから決して販促のためではないことはご了承いただいていると思います。
日頃僕がこうした種類を好んで採集・収集していることのご紹介、そして標本写真を是非展足等の
ご参考にして頂ければ幸甚であります^^
そして、ちょうど僕の今回の出品もラスト10回を切ったところとなります。
次シーズンからは出品規模を恐らく半分以下に縮小するので(自身の虫弄りの時間を確保するため^^)、
ご興味のある方は早めにご検討お願いしますね^^
沖縄産ニセコゲチャサビ・ペア

沖縄・奄美限定の極めて見つけ難い珍種。若い頃、南西諸島各地で材採集の修行を行っていた頃に
苦労の末、採集法を会得しました。確実性は無い中でクロキ枯枝から羽脱させたものです。
与那国産ススキハネナシチビ・ペア

Sybra属であり、大凡品アヤモンチビに酷似することからも過小評価されがちなのが本種。少ないため
与那国まで行っても採れないことすらあります。そろそろこんな低価格のサービスは止めようかな。
石垣産オモトウスアヤ・ペア

以前この場で紹介したかもしれませんが、ここまで大型で美麗なペアはもう出品出来ないので登場
させておきます。石垣在住の○教組極左活動家のおかげで石垣ではもう採集不可となってしまいました。
波照間産ハテルマヨナグニゴマフ・ペア

波照間島特産亜種の一つ。ヨナグニゴマフは普通種ではあってもポイントが無いとなかなか数が
稼げない種類です。また波照間亜種は小型の個体群で、1センチ程度の個体がザラです。
波照間産ハテルマタテスジドウボソ・ペア

基亜種とは体毛色が薄い事、全体的に小型である事から分けられます。最近、本種を含む波照間産を
二束三文で出品している人が居るようですが、自分の首を絞めてどうするんでしょうねえ・・・
熊本産オオムツボシタマムシ♂

関西~中国地方では普通のオオムツボシタマも、九州では極端な珍品となります。ここ暫くは九州全域で
採れておらず少し前に地元で数十年振りに少数が再発見されました。今や大珍品と言えるでしょうね。
屋久島産カラカネナカボソタマムシ2♂1♀

僕は南方Coraebus属各種を得意としており、本種は毎年ノルマの屋久島遠征で必ず対峙するものです。
真夏の日中、海岸線におけるシイ大木のスウィーピングはカコクな修行です。
ペルー産グラフィウムSP

本種をはじめ、今回はペルー産の蝶を20組近く出品しています。ペルー産は今後も数週間毎に
出そうと思いますが僕所有のペルー産ロットは極めて鮮度が良い(全てほぼA品)のでオススメですよ^^
インドネシア・イリアンジャヤTimika産デリアス2種

今週はインドネシアIrianJaya・Timika産の5つのバルクセットをサービス品として出品しています。
まあ安いですから、あるうちに買っておいて下さい^^
西マレーシア・ランカウィ島産蝶25頭

かつてマレーシアの某標本商に依頼して採って来てもらったもの。離島・低地物として貴重ですが、
極めて蝶が不作の年だったので冗談抜きで1頭100円程で引き取りました・・・
さて、新年1回目の締切は正月三が日の最終日1月3日(日)となりますが、間隔が二週間空くので
出品数はかなり多くなると思います。
また僕は一度不落になったものは再度の出品をしない主義でしたが、リクエストを結構頂いていたので
一連の出品を終了する2月までは掲載し続けることにしました。
なんかオークションの場を自分のリストのように使うのが嫌だったのですが、最後の二カ月なので
まあ、妥協の産物です。
いずれにしても、あと二カ月。
オークションファンの皆様、宜しくお願いします。そしてお楽しみに^^
カテゴリ : 今週のオークション
シーズン・オフに行う標本作成に欠かせなくなってきたのが虫体の油抜き。
その際に一般に使われるのはアセトンです。
単純に考えると、虫の油が抜けるまでアセトンに漬け込んでおけば良い、ということになりますが、
実際にやるとコトはそんなに簡単ではありません。
その理由は、乾燥した虫はアセトンに触れるといとも簡単に破損し易くなってしまうのです。
よって、出来るだけ刺激を与えない格好でアセトン中に漬けなければなりませんが、完了までの一連の
ハンドリングが意外に難しいのです。
かつて僕がやっていたように、アセトンにそのまま浮かべてしまうと個体同士が触れ合ってしまい、
ピンセットで持ち上げる際に引っ掛かり合って破損してしまいます。
それに液面より上に浮かび上がった部分は十分に油抜きが出来ません。
そこで、容器内にティッシュを敷き、その上に虫を並べてさらにその上から軽くティッシュを乗せます。
それにアセトンを注ぎ込み、ティッシュで虫をサンドする方法に変えました。
これだと中で虫は動かないし、十分に液体に漬け込むことが出来ます。
この時に綿ではなくティッシュを使うのは、綿だと爪先が引っ掛かり易く持ち上げる際に壊す確率が
高くなるからです。
この方法により、かなり上手く行くようになりましたが注ぎ込むアセトンの重みでしばしば虫が一部
破損する場合が起こることが分かりました。
そして現在ではさらに改良した方法を採っているので、その方法を披露しましょう。
まず、容器にティッシュを敷いて虫を並べます。
説明のため写真では適当な虫を使っていますが、本来は体の厚みがほぼ同様の種類を選ぶべきです。
そうしないと最後にアセトンを注いだ際に厚みが薄い個体が中で浮き動いてしまうからです。
ちなみにここまでは従来と同じです。

そこに予めアセトンを少しだけ注ぎます。入れ過ぎて虫が浮かないようにします。

そして、ティッシュを軽く端から被せます。
サッとアセトンが染み込んで行き下の虫に一瞬圧力が掛かりますが、この方が虫への負担が軽いようで
破損はまず起こりません。

最後にアセトンを追加し、完全に虫が浸かってしまうようにします。
これだと十分に油が抜けるし、虫も動きません。
この容器は蓋をキッチリと閉め、間違って刺激を与えてしまわないような部屋の隅等に置きましょう。
前段のようにアセトンに触れた虫体はちょっとの刺激でいとも簡単に破損してしまいますので。

数日後に虫を取り出すときは、被せたティッシュを手前からピンセットでゆっくり剥がしていきます。
そして1頭ずつ摘まんで取り出しますが、ここで壊し易いため、細心の注意を払いながら行います。
取り出した虫は綿等の上に並べておけば1日で乾燥するので、翌日にはマウント出来ます^^
もし、油が完全には抜けていないなと思う個体があれば、それは別途に再度同様の方法を取ります。
次の新たな虫達の油抜きをする際は、古いアセトンは思い切って捨ててしまうことを推奨します。
感覚的なものですが、液が多少汚れた程度で済めばもう一度くらいは再利用出来そうではあります。
ただここでケチッて油で汚れた液を再利用すると、間違いなく次の標本の出来は悪くなります。
出来るだけ綺麗な標本を作りたい、特に貴重だと思う虫の場合はバージン液を使うべきでしょう。
アセトンも高価ですからね。リサイクルしたくなるのは人情ですが、まあ、あなた次第です^^
なお、タトウごとアセトンに漬け込む方法も試しましたが、これは不都合が多い事が分かりました。
まず、体積が大きくなるのでアセトンを無意味に大量に使うこと。
そしてタトウそのものに油が染み込んでいることが多いため、その分の油も加わり液体の汚れが
進み、液替えの回数が多くなる(虫が壊れる確率が高くなる)と共にその汚れで虫体も汚してしまうこと。
アセトンがタトウ内に流れ込むと中が水圧で膨らみ、特に小さい虫がタトウ内で動いて干渉し合い
結局破損してしまうこと。
最終的に容器からアセトンを捨てる際にタトウが容器から落ちないように押さえる必要があるが
この際に虫を壊し易い。容器を傾ける際に膨らんだ内部の液体が動くが、この時に虫も動き壊れる。
さらにそのまま乾燥させるとやたら時間が掛かる(タトウと内部の綿も乾く必要があるので)。
何度アセトンを替えてもタトウそのものが汚れているため最後まで汚れを「引きずって」しまい、
結局手間暇を掛けた割には虫が綺麗にならない。
良いことなんて全くありませんでした・・・
誰だ、タトウごと沈めればいいなんて言ったのは・・・
信じたばかりに相当苦労したのが分かるでしょ^^
1年前くらい前に当ブログでもタトウごとの油抜きに触れましたがここに訂正します。
上記のような不都合に対処出来る方法があれば別ですが、一般には止めた方がよさそうです。
油抜きは意外と奥が深いので、今後も試行錯誤が続くと思います。
また何か気付いたことがあればお知らせしますね。
カテゴリ : その他