オモトウスアヤカミキリ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

オモトウスアヤカミキリが今頃羽脱(2014.6.9)

昨日あたりから雨が断続的に降り続き、梅雨らしい様相になっている石垣島です。

雲のあちこちに切れ目はあるものの、形状の変化が早く分厚くなったと思った途端に「ザーッ」。
時期的にそろそろ沖縄地域の梅雨明けも近いのですが、帳尻を合わせるように雨量が増えてきた
感じです。

ちょっと出ようか・・・とする度にこれなので、タイミングが取れずなかなか採集にも出られません。
まあ野外に出ても草木はビショビショ、林内もじっとり濡れているので大抵は無駄な努力に終わります
けどね。

採集者は毎日のようにお世話になるオモトトンネルと、オモト岳の山裾に低く垂れ込む雲。

ということで今日は蒸し暑い部屋に閉じこもっているのですが、何気無く材箱を見ると上蓋に逆さまに
何か小さい虫が留まっているのに気付きました。
この時期にはもう大したものも出ないので、どうせ出遅れのコブバネサビの小さい奴だろうと見てみると、
その正体はコレ。

オモトウスアヤカミキリの♀です^^

この材採りの状況は以前の記事に書きましたが、その際に採った数匹の幼虫の1頭が成虫になり
羽脱したわけです。

正直、羽脱するにしても来春だと思っていたのでちょっと意外でした。
大部分は春に活動しているのですが、ウスアヤカミキリと同様に一部はダラダラと周年的に出ている
んですね。やっぱりブーメだ^^

これが脱出口。
オモト岳山頂付近はこのリュウキュウチクに覆われていますが、こんな脱出口は見たことないもんなあ。
やはりよほど密度が低いカミキリなんですね。

しかし、材から出すとキズ一つ無く美しいです。一般ブーメと違い無紋なのがよく分かりますね。
材はもっと採りたかったんだけど、幼虫が入っているものを探すには相当時間が掛かるからなあ。
オモト岳での採集も相当うるさくなってきたので、本種なんかは益々採り難くなるでしょうねえ。

少ないオモトウスアヤカミキリ、幼虫採集にも挑戦 (2014.4.19)

この時期オモト岳に登ると、ほぼ毎日虫屋とすれ違います。
彼らの殆どはカミキリ屋で、この時期のみに現れるムネモンウスアオカミキリを主に狙っています。

血眼になって点々とあるホストのヤンバルアワブキの間を行ったり来たりするだけの人が多いのですが、
この山、この時期から様々な素晴らしい虫達で目白押しなんです^^

代表的なものが、山頂近辺に居る「準」特産のオモトウスアヤカミキリでしょう。
かねてより山頂ブーメ(ブーメとは属名Bumetopiaの略称)と呼ばれオモト山頂付近のみに分布する
石垣特産種とされていましたが、昨年西表島でも同様の環境で初めて記録されています。

この山頂ブーメ、実はかなり個体数が少ないカミキリです。
ホストのリュウキュウチクはそれこそ無尽蔵にあるのですが、普通に叩いたのではまず落ちません。
少なくとも複数採集するには経験と運を必要とする難しいカミキリの一つと言えます。

今年は例年並み、やや多かった昨年に比べるとかなり厳しいイメージです。
それに本種はスレるのが早い上、その程度も一般ブーメと比較して酷いので今位までに採って
おかないととても標本には出来なくなるので厄介です。

とりあえず今年一頭目を記念にパチリ。


ラッキーなペア落ち^^
一度に複数が落ちることは滅多にないんですよ。

今回は時間を掛けて幼虫を探してみましたが、正直とても厳しいです。
3頭ほど確保したものの、いや、かなり苦戦しました。

先日アップしたオキナワサビ幼虫ほどではなくても、山頂ブーメの幼虫を見たことのある人も
相当少ないだろうなあ。

関係無いけど、どんどんボロくなる山頂の案内板。
もういい加減にリニューアルしたら?

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