タテスジハンミョウ | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

あまり目に付かないタテスジハンミョウ(2014.6.22)

八重山地方の梅雨明けも近いと見えて、空一面を覆っていた雲もかなり切れて山間部の回りを除いて
かなり青空が広がって来ました。
こうなるともうまとまった雨は降らないでしょう。

そういうことで最近は雨の心配は無いのですが、たとえ晴れても全く採集にならない日があります。
どんな日か分かりますか?
それは、「強風」の日です。

ここ数日は雨は降らないものの風が強く、虫が物陰に隠れて殆ど姿を現しません。
特に昨日からの風は酷く、まるで台風のような突風が吹き荒れ木陰で開いたノートパソコンが煽られて
倒れるほどです@@

伐採木の表面を見ても葉上を見ても、ビーティングしてもスウィーピングをしても、こうした日には殆ど
虫は得られないというのが現実です。天気は全く問題無いだけに非情にもどかしいですね。

そんな日々に探索を行わざるを得ないのが残念なのですが、夏の八重山特産ハンミョウ、タテスジ
ハンミョウは殆ど姿を見せてくれませんでした。

サトウキビ畑の脇道でやっと見つけた個体。

他に似たものが無い斑紋でカッコイイですねえ。
いずれにしても多産型ではないので数を採るにはちょっと苦労させられるハンミョウです。

いやしかし、何箇所の畑を見て回ったんだろう・・・
地表までビュウビュウと風に煽られる状態で、たまたま風当たりの悪い一画で奇跡的にクリアに撮れた
写真です。

ハンミョウ繋がりで・・・
先月西表島で撮った移入種のヤツボシハンミョウ。

大きくて見栄えはするので幾つかは摘んでおきました^^
これも一箇所にウジャウジャいるタイプではないので数を採るにはあちこちを見て回る必要があります。

アマミハンミョウやオキナワハンミョウのような多産型ばかりだったら苦労は無いんですが。

サトウキビ畑のタテスジハンミョウ(2013.7.5)

石垣から熊本に戻っての数日間、さすがに梅雨真っ只中の九州は雨と強風の毎日です。
特に今日は風が酷かったこと。まるで台風のようでした@@

屋久島に発つまでに一回は地元で採集できるかなと思っていましたが、これではとても無理のようです。
大人しく色々な準備や、滅多にしない親孝行でもやっておきましょうか^^

さて、今日の主題は石垣を離れる前日、やっと時間が取れて発生を確認したタテスジハンミョウです。
とにかくウダルような日中、汗をダラダラかきながら春先に確認しておいた幼虫の巣穴があった
畑の周りを探索します。

もう背丈以上にもなったサトウキビがたわわに育ちつつあります。

春に確認した巣穴
この時の同地はまっさらの状態だったのですが・・・

で、サトウキビの隙間をゆっくり歩くと、サササッと足早に歩くコイツを発見。
やはりちゃんと居てくれました^^

足場が悪いことも影響して捕獲できたのはほんの数頭でしたが、本種の生息環境等を確認できた
のは収穫でした。

次回は色々な手を使って効率的に採集出来ると思います。
とても良いハンミョウです^^

タテスジハンミョウ幼虫の巣穴(2013.4.29)

琉球の固有ハンミョウの中で唯一採った事が無かったのが夏以降に発生するタテスジハンミョウ。
従来は春とGWにしか遠征出来なかったのが未採集の理由です。

まだ成虫写真を掲げられないのが残念ですが、独特の縦筋模様は他に類が無く、とても素晴らしい
ハンミョウです^^

さてどういった所に居るのだろうと気を揉んでいたのですが、ひょんなことから畑の脇で幼虫の巣穴を
多数発見出来ました^^


成虫の出る初夏に来るのが楽しみ^^ 

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