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ネットに入ったヤクネキ、そしてアキヤマイの勇姿(2017.8.4)

今年の屋久島ネキ決戦の一コマ。
戦いに挑み僕のネットに敗れた^^ヤクネキ♂(ヤクシマホソコバネカミキリ)そしてアキヤマイ♂
(オニホソコバネカミキリ屋久亜種)の勇姿です。

君達は手強かった。
謹んでその勇姿をたたえよう。

ヤクネキ♂

アキヤマイ♂

この臨場感はポイントでネットを振り仕留め、その場で相手と対面し撮影した者のみがお伝え出来る
ものです(この際、指で摘まんじゃ台無しですよ^^)。

今期のネキ決戦をはじめとした屋久島全般、そして奄美全般に関するメルマガ(南虫ニュース49号)を
本日配信しますので、ご購読者はお楽しみに。
今号も盛りだくさんで長いです^^

2014屋久島ネキ決戦で生まれた二つの伝説(2014.8.1)

本編は昨日配信したメルマガ29号用に執筆していたのですが、メルマガの分量の関係でそちらに
載せられなかったためブログ記事に振り向けたものです。
メルマガ読者の方は、29号の「2014屋久島ネキ決戦」の項と併せてご覧頂ければと思います^^

今年の7月も、白谷のポイントにおいて5日前後から24日にかけて20日間ほどのネキが採集された
期間があります。
虫屋の訪れるタイミングは様々ですが、この期間内に訪れた人は等しくネキを採集出来る可能性が
あったわけです。

採れて笑った人、
採れずに落胆した人、
惜しいところで振り逃がし、いつまでも地団太を踏んでいた人、
そして来年こそは、とまたまた誓った人・・・

毎年のことながら、此処ほど虫屋の喜怒哀楽や人間模様が垣間見える場所は無いと断言できますね^^

白谷雲水峡の観光バス内のアナウンスでも有名になったAポイントの最前列に陣取る猛者達。
この日はなんと7名@@が一列に並び、狭い谷から吹き上がって来るネキを待ち続けました。
肖像権云々のクレームは、ヤクネキを守る会事務局の権限で却下します^^
ご了承下さいませ。
(僕は守る会副会長を今夏退任しましたが、当面事務局は続けます^^)

さらに、一段下の最前線で「波止場の裕次郎」体勢で目前の空間を睨む学生君。
此処は誰よりも早くネットを振れる前方の位置なるも、一度振り損じると障害物が多いため
二度と振り直しが出来ず後方のライバル達に獲物を譲ることになる、一撃必殺のポジションです^^

後方にはスペースに入れない採集者のネットが翻ります。
リョウブも丁度満開ですね。 独り占めはご法度ですよ^^

このように、多い時はこのタタミ3畳程度のスペースの周辺に10名近くの虫屋のネットが
ひしめくことになります。
初めての方は、もうこの現実だけで近寄り難い雰囲気が全開ですよね。
事実、僕も1回目の渡島の際はこの輪に入れず、最終日に数時間だけ思い切って入ってみた
次第なんです。
だから僕は5回屋久島を訪れていますが、ネキをここで狙ったのは4.03回位なんですよ^^

まあそれはよいとして、今季、屋久島ネキ決戦において二つの伝説が生まれました。
(屋久島のネキに興味の無い方にはオーゲサな話、かもしれませんが^^)

一つは後述の通りですが、もう一つは僕が樹立しました。
すなわち、一人が一日に採ったネキ総計の更新です。

7月18日。
その日はいつものように僕を含むのべ7~8人がポイント周辺で臨戦態勢に入っていました。
そうした中で僕はヤクネキ♂、アキヤマイ2♂1♀の合計4ネキを採集出来たのです!

4頭と言えば大したことが無いように思われるかもしれませんが、屋久島のネキ類は、当たれば日に
40、50採れる奄美のアマミホソコバネ(モリヤイ)とはワケが違います。
昨日書いたように、二種を合わせ日に1~2頭の飛翔が見られれば良い方で、それを狭いポイントに
集結した大勢の採集者で勝負の末に分け合うことになるのです。
一人が4ネキを採るということが如何に大変な事か分かると思います。

実は、これの凄いところは一人が4ネキを採ったという話に留まりません。
すなわち、狭い範囲に7~8人も居たにも拘らずその日にネキを採ったのは僕一人だけだったのです。

これがどんなに凄い事か証明しましょう。
その3日前の15日はもう一つの伝説(1日当たりのネキ最多採集数)が生まれた日です。
メルマガにも書いた通り、台風8号の余波がすべて去ってこの日から虫の発生が爆発し始めました。
ネキもこの日に最も多くが現れ、ヤクネキ2♂、そしてアキヤマイ4♂の合計6ネキが採集されたのです。

これらが誰によって採集されたかを見ると、一人がヤクネキとアキヤマイの2頭を採った他は、すべて
違う人物によって採集されています。
つまり、5人によって6ネキが採集されているのです。
いかがでしょう、日に4ネキが現れるというのも本来は極めて珍しい事なのですが、それを一人で
採ってしまうというのはそれに幾重にも輪を掛けて難しいことなのです。
(上の数枚の写真が如実に物語っています。)

勿論これは偶然の産物です。
ただ、それが僕の身に起きた。

トータルで考えると、今後誰も成し得ないであろうレジェンドが自分の身に起こったという事実は
言葉に出来ないほどに嬉しく、かつ感慨深く、これまでに無い深い感動を覚えています。

屋久島のネキの女神は(僕に^^)実にイキなことをしてくれたなあと、一人で悦に入っています^^

今年は出来なかったヤクネキポイントのチャンバラ^^(2012.9.4)

このブログを見ておられる虫屋さん(特にカミキリ屋さん)の中には、ヤクネキ(ヤクシマホソコバネ
カミキリ)ほか多くの特産種を産する屋久島に行ってみたいと思っている方も多いと思います。

その屋久島で多くの虫屋さんが訪れるのが名物のいわゆるヤクネキポイントで、
ここが有名なのはヤクネキやアキヤマイ(オニホソコバネ屋久亜種)が吹き上がってくるからです^^

そのポイントはせいぜいタタミ3畳程度のスペースで、長竿を持って3人も入れば本来は身動きが
殆ど取れなくなるほど狭い所です。
でも、「ネキを採りたい」というヒトのボンノウは凄いですよ。

ほら、こんなことになっています^^

この日はネットが4本も・・・
もちろん、これらは臨戦体制。
この狭いスペースに吹き上がってくるネキめがけてこれらが飛びかうわけ^^

しかもこれは最前列の場面で、その後ろにも何本ものネットがはためいているのです@@
当然、チャンバラは必至です。
それがここでは当たり前になっているのが凄いですよね^^

ところが、今年はそのチャンバラが全く見られません(出来ません^^)でした。
メルマガにも詳しく書いたとおり、今年のネキは全くと言って良いほど吹き上がって来なかったのです。

まあ、その考察はここではしませんが、覚悟していた(楽しみにしていた?)チャンバラは
今年は出来なかったというお話です^^

屋久島のネキポイントから見る日の出(2012.8.1)

今日から遂に8月。
盛夏を迎え辺りではクマゼミがワシャワシャ鳴いています。

猫の額ほどの我が家の庭には、いつの間にか20個ほどのセミの幼虫が這い出した穴ボコが
空いています^^

今期の採集シーズンも残り僅かとなってきましたね。
本当なら今日は地元のマル秘ノリウツギポイントで九州パキタを狙おうと思っていたのですが、
台風10号による嵐のためあえなく中止。

さすがにもうノリウツギの花もおしまいなので、チャレンジはまた来年までおあずけです。
基本的にもう長竿を使う採集は無いので、今日は釣具店に修理に出してきました^^
(今年も頑張ってくれて有難うね)

そこで今日は、屋久島のヤクネキ・アキヤマイの吹き上げポイントから見る日の出の写真を
貼ります。
なかなか雰囲気のよく出た1枚でしょ^^

見ていると何かが採れそうな気がしてきませんか?

僕はこれを拝むため現場に一番乗りをすることがあります^^
まだその御威光にあやかることは叶いませんけど。

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