屋久島高地帯のヤクシマヨツスジハナカミキリ(2012.8.22)
屋久島特産のハナカミキリとして特に人気が高いのがヤクシマヨツスジハナカミキリです。
通称「ヤクヨツ」として、ヤクネキやアキヤマイ(オニホソコバネ屋久亜種)等とともに来島するカミキリ屋の
ターゲットの一つとなっています。
かつては生息場所や生態がよく分かっておらず滅多に採れる種類ではなかったので、
1頭でも採れれば祝杯もののカミキリでした^^
そのヤクヨツが本来住んでいるのが標高千メートルを越える高地帯です。
さすが屋久島は九州本土よりも高い山々が連なっているだけあって、九州高地でも見ることのない
針葉樹のドデカイ大木、立ち枯れがそこここにあります。
そうした大木があまりにも多く、山全体が荘厳な景観を醸し出しているんですね。
こんな感覚は九州のどこへ行っても味わえるものではありません。
そんな環境の中でヤクヨツが飛来する花を見つけると、比較的容易に採集することができます^^
これはネットに入ったかなり大型の♀です^^
触覚の先端が純白なので、白いネットの色と同化しちゃってますね。
本種は♂に比べて♀が大型化する傾向があり、時にはびっくりするようなデカイ♀が採れて
タマラナイ瞬間を味わえることもあります^^
ここ数年は当たり年が続いており、本種を採りたい人は急いだ方が良いかも。
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