今週のオークション | 蝶・カミキリ・昆虫を楽しむ!(九州・沖縄を中心に)

今期オークション終了~(2020.3.16)

昨晩、今期オークション(昨年9月~今年3月)の最後の落札が終了しました。
ご入札を頂いた方々に深くお礼を申し上げたいと思います。

最終回は48名の方々に御落札を頂きました。今期から一回当たりの出品数を絞っていましたが、
最終回はそれなりに多数を出品したので取りまとめ表は今期最多の4枚となりました。
僕の場合は1回当たりの出品数が多く、大勢の方々にほぼ全てを御落札頂くので混乱を避けるため
落札者毎の詳しい工程表を作成しています。こうした準備を行った上で事務作業に取り掛かる
ことで連絡(意思)の齟齬や送り間違い等を防ぐことが出来ています^^

確か3~4年前、オークションを最も頑張っていた期の最終回は60名以上の御落札があり、
取りまとめ表も6~7枚程になっていた記憶があります。
今年の確定申告は数日前に済ませましたが、年々作業が楽になって行く^^

昨晩から次々と取引ナビ・ご入金を頂き、今日までに作成・発送を済ませた小包の数々。
20幾つか作ったら、お遣い袋に入りきらず溢れてしまいました・・・
僕の標本に御入札頂く皆さんは本当に仕事が早いなあ。実は意味なくギリギリまで引っ張る人も
1~2名居たりして。

もう体力も気力も、もちましぇん。
ということで、アナウンス通り来期(今年9月頃~)は出品回数・規模共にさらに絞る予定です。
美展足や無期限取り置き等の出血(^^)サービスもちょっと続けられるか微妙ですね。
それでも問題無しという方は、引き続き当方の出品欄をご覧頂ければ幸甚であります^^

なお、次号メルマガは今期オークションで新規に御落札頂いた方々(販売者を除く)も含め、
今月中には配信します。
当メルマガは僕がビッダーズ時代のオークションに参加し始めた10年ほど前から配信を始め、
今の配信数は650部ほどになります。諸々の事由から、来年度からの配信はここ数年内に
実際に御落札頂いた方のみに限定させて頂くことも考えているのでお含み置き頂ければ幸いです。

今期最後のオークション出品完了(2020.3.9)

昨晩、今期最後となるオークションの出品を行いました。今期は出品規模を昨期以前に比べて
平均で三分の二程度に落としていましたが、最後なのでドカッと出してみました。

僕の場合、殆どの出品に美展足サービスを施すので他の出品者に比べると作業が数倍、数十倍と
掛かります。メルマガに書くのでここでは逐一挙げませんがそのほかにも他の出品者には真似の
出来ない多くのサービス態勢で臨んできました。
そうした業態で10年・・・ もう疲れたよ(おっ、引退宣言か)。

現出品の終了日は3月15日(日)となります。
終了後の発送その他の諸々が済めば今期のオシゴトも完全終了。
そろそろ蠢く春の虫を、追いかけまわすぞー

奄美は今、ヒカンザクラ(緋寒桜)が満開。オークションも残り3回(2020.2.11)

去年と同様に秋~冬の奄美大島は大荒れの天気が続き、近年の虫への倦怠感、それに寒さも相まって
なかなか外に出たいという気持ちになりません。

そうした中、春が近付き穏やかで温かい日となると少しは自然と触れたくなるものです。
メルマガにも書いているようにオークション活動を縮小するなど近年の「虫疲れ」を積極的に癒して
いることが次第に功を奏してきているようです。

この時期には滅多に無い澄み渡る空、そしてポカポカした日のヒカンザクラ(緋寒桜)。
満開となってきた頃でしょうか。

本土のソメイヨシノにもヒメクロトラカミキリなどが来るので、もしかしたら早出の虫達が訪花している
かもしれませんね。
ただ、こっちが未だ採集モードに入っていないので採集道具を出す気までは起こりません。

義務感からの採集はもうやらないと決めましたから、ヤル気が出たらアミを出します。
と言っても、もう直ぐでしょうけど^^

昨晩、いよいよラスト3回となったオークションの出品を行いました。
残り3回を切りましたから、絞っていた出品数も少し増やしています。

今後の出品は3月の2回で終了です。2月は今回の1回しか出品していませんし、トータルでは
僅か12回と10年の僕のオークション歴で最小となる予定です。
へえ、こんなに少なかったのか。自分でもビックリ。

今後のオークション出品やフェア等の考え方については、現在執筆中の次号メルマガにグダグダ
書いているところです。
そろそろ自分の標本も作らんとなあ・・・

明日から大阪出張、本日採集のアマミズマルトラなど(2020.1.23)

26日(日)に大阪:本町(小原流ホール)で開催される昆虫フェアへ参加のため、明日24日から
27日まで大阪へ出張します。大阪は1年振りなので何かと楽しみですね。
25日は関西の虫屋さんとある虫の採集へ行くことになっており、これも大いに楽しみです^^

現在オークションに出品中で、26日夜に終了となります。早めに頂いた取引ナビには27日中には
返信しますのでご迷惑をお掛けしますが宜しくお願いします。

本日の奄美大島は最高気温がなんと25℃(!)の夏日となりました。沖縄方面はもっと暑かった
はずで、1月下旬の真冬ということを考えるともう何が何だか分からなくなりますね。現在は夜と
なりましたが未だ気温は高く、タンスにしまっていた短パンを引っ張り出しTシャツに素足で
過ごしています。

併せて久し振りの穏やかな晴れ間となったこともあり、日差しを浴びながらカミキリの材探しなどへ
行って来ました。風も無かったので動き回るうちに結構汗もかきました。ホントに今は冬なんかい?

成虫で出てきたのはアマミズマルトラカミキリ。リュウキュウヒメクロトラじゃないよ。

今日はほんの数頭しか確保出来ませんでしたが、同様に成虫越冬中のフーケントラと共にとても好きな
種類なので冬のうちにもっと数を揃えておきたいですね。やはりスレの無い美しい個体を得るには
材で採るに限ります。

では、大阪方面の皆様、26日のフェアでお会いしましょう^^

年末年始は沖縄本島にて材採り。そして今週のオークション出品(2019.12.28)

本日12月28日から来年1月3日にかけて、沖縄本島でのカミキリの材採集を主とする遠征に
行ってきます。沖縄本島における材採集は本当に久し振りで、もう25年振り位になるのでは
ないかしら。

当時は未だ沖縄北部でちょこちょこと小伐採や公園整備等が行われていたので虫も良く発生して
いましたが、近年に於いては他の島と同様に自然に人の手が入らない傾向にあるのでなかなか
虫採りも手強くなりました。
まあ、今の感じを掴む程度の成果が得られれば良いかなと思っています。
ただ旅程は短いし、天気予報も悪いので宿で友人と一昼夜虫談義をするだけの年越しにもなりそう。
それが本土か、沖縄かの違いだけ。良いんですよ、それで。この歳になればね^^
若い会社員の時分だと苦虫を噛み潰しながら雨空を見上げたものでしたが、サンデー・毎日の
日々にあってはどーでも良いのです。沖縄なんて何処に居ても何時でも安く行けるし。
絶対に採んなきゃいけないモンなんて無いし。

数年前の計画では、奄美大島の次には沖縄本島に少し住んでみようかと考えていましたが、色々と
考慮した結果、沖縄本島及び群島は定住先から必要に応じて遠征することで対応することにしました。
こうした考えに至った経緯についてはいずれメルマガ辺りに上手く書けると良いと思いますね。

そして、現在オークションに出品中の標本の数々です(外国産は一部)。
終了日はお正月明けの1月5日(日)となっています。

僕個人のオークション出品熱(?)そのものは正直かなり下がってきていますね。
気に入った虫をグルグル回すのが好きなのでこんなことをやっているのですが、やり始めると
完璧主義の気質が騒ぎ出し、本展足や即時ナビ返信、無制限取り置きや身を削っての一部送料負担、
そしてメルマガ配信など、他の出品者と比べると相当なサービス過剰の演出となっています。
こうした業態で10年近く頑張りました。

このままだと冬場に採集に行けないよお~
という訳で、今期から出品頻度や出品数を絞り始めました。
来シーズン以降の出品はどうするか。そのヘンは次のメルマガ(多分来年1月頃配信)で少し
述べたいと思います。
なおメルマガ「南虫ニュース」(不定期)は、上記の通り新たなオークション御落札者(販売者を除く)
にはサービスの一環として無料で差し上げています。

12月1目オークション出品(12月8日落札)から(2019.12.2)

現在オークションに出品中の標本達。展足した日本産甲虫類のみです。
(あ、北朝鮮産が3頭だけ混じってる・・・)

出品中はこのようにトレイに整理して保管しています。
オークション終了日に落札の有無が決定するので、その後に落札分はパッキングすることになります。

例年と同様に出品期間は9月から来年3月まで。去年まではほぼ毎週出品していましたが、あまりにも
多忙過ぎるため今年から隔週+αの出品としています。出品回数は残り10回を切ったでしょうか。
併せて出品規模(出品数)も三分の二程度に落としているのでかなり楽になりましたね。
もちろんその分利益は落ちますが、特に困りません^^

来年はもっと出品規模を落とすことになりそうです。
当方の標本に興味をお持ちの向きはご留意頂けると幸甚です。

11月1目オークション出品(11月3日落札)から(2019.10.29)

オークション出品毎に必ず記事にしているわけではありませんが、今出品期間に入って3回目の
出品について記しておきます。
今回はちょっと趣向を変えて通常主力のカミキリを除いたものの中から10点ほど紹介したいと思います。

熊本産(阿蘇南外輪山)レインボーセンチコガネ8頭

熊本~宮崎・大分の一定ライン(九州における構造線にほぼ一致)上に不規則に現れるカラフルな
センチコガネの一群を便宜上レインボーセンチと称しています。本品は南阿蘇外輪山の一画に出現する
最美個体群です。最右下段の個体は不完ですが稀なツートン型です。
ここ数年はセンチコガネの採集適期である初秋に地元(九州:熊本)に居ないため、もうすっかり在庫が
無い状態です。あれだけ採っていたのに一体どうして標本がほぼ無くなってしまうんだろう・・・

熊本産(熊本市西部)レインボーセンチコガネ8頭

中央構造線の最西端のものとも言え、熊本市のさらに西側の低山地産です。大型個体が多く比較的
ツートン型が出るも特徴。当方しか知らない珍産地です。
この産地で変わっているのが上段左から二番目のいわゆる「ハコガタマルムネセダカ」型で、長方形型で
丸い前胸が盛り上がり、かつ体全体の高さがあるものでこれがほぼツートンになります。
ひっとしたら・・・

屋久島産カブトムシ3♂

屋久島産は基本的に小型が多く、かつツノが短いタイプとなります。左♂はそうした中に現れる大型かつ
濃色タイプです。例年殆ど採れませんが虫がほぼ居ない今年の屋久島にあってカブトだけは割と発生して
いました。
数年後の地元帰還後には屋久島や種子島、口永良部島、甑島など九州周辺のカブトムシやクワガタの
飼育も手掛けるつもりです。

奄美産「樹上性」ヨモギハムシ紫型

木本を食べる驚異のヨモギハムシです。奄美に来て2年になりますが、極狭い一画のみでしか見出して
いません。これまで南西諸島の各地で採集してきましたが、本種を木本植物から採ったのは初めてです。
本土の草本を食べる一般のタイプと外見は変わりませんが遺伝形質は異なっているようです。今期は
極めて発生が悪く僅か数頭を得たのみです。

奄美産アマミカバイロハムシ

奄美特産で極めて少ない大型美麗ハムシです。これも偶然に得た数頭を除きほぼ一カ所でのみ複数を
得ています。そこでは幼虫も確認しておりいずれ発表の予定です。日本には他に似た大型美麗種は
居ませんが、かつてオーストラリアで多く見た「ユーカリハムシ類」に質感がそっくりで印象的です。

熊本産ミヤマナカボソタマ・ペア

阿蘇の草原地帯に生えた低いサワフタギに現れます。草原でキラッと青く光るコラエブスを見つけるのは
醍醐味があります。近年この時期地元で採集する機会が無く在庫はほぼありません。
数年後に再びこの美麗ナカボソタマを追いかけられるのが楽しみです。

熊本産サビナカボソタマ・ペア

ミヤマナカボソタマと同様、阿蘇草原の疎林に点在するヤマボウシのスウィーピングで採集しました。
とても体格の良いペアであるのが分かります。
最近では当方がかつて以下で解説した生態記事をそっくり真似た報文を虫雑誌でよく見かけます^^
ヤマボウシの花と見紛う「総包片」を齧るサビナカボソタマの生態など

屋久島産オオキンカメムシ・ペア

ヤクネキ(ヤクシマホソコバネカミキリ)が吹き上がって来る中山帯の尾根道を飛翔していたものです。
本来本種は低地のアブラギリに発生しますが、年によって吹き上げられ山の上部で多数の飛翔が
見られることがあります。
当方は大型美麗・異形カメムシに目が無く、特に「キンカメ類」はコレクションを充実させようと
画策中です^^

西マレーシア・キャメロンハイランド産ディディエールシカクワガタ♂

当方は2000年頃の3年間、東京で勤めていた会社のシンガポール駐在員をしていました。定期的に
マレーシアのキャメロンハイランドに通っていましたが、ジャングルで採集をしているとオランアスリと
呼ばれる原住民が「虫を買ってくれ」と言い寄って来ることがありました。この個体は体格が良いので
自分用に買ったものですが、左内歯が一部欠けているのでその際の買い付け価格より安価での出品です。

西マレーシア・キャメロン産カミキリ等甲虫

マレーシアのキャメロンハイランドのジャングルで自ら採集したものです。もう20年ほど経つんだなあ。
その頃現地で買った虫の在庫も殆ど無くなってきたし、地元帰還後にはそろそろまた外国へ買い付けも
兼ねて行ってみようかと考えています。

2019年度、むしオークション出品再開(2019.10.1)

業務連絡です。
現在、約半年振りに「むしオークション」出品を再開しています。例によって来年3月頃までの
期間限定の出品活動となりますので、当方の標本にご関心をお持ちの向きはサイトをご覧頂ければ
幸いです。

今回から出品規模を大幅に縮小、出品頻度も前回までのほぼ毎週から「隔週+α」に落とすなど
傍若無人のサボタージュ振り@@ 毎週出品はとても疲れるし、採集時間も無くなりますからね。
出品規模が半分以下、出品頻度が三分の二程度だから、成果は去年の半分程度となるでしょう。
大丈夫か、ワシ。

では、今回の目玉を10点紹介しておきたいと思います。オークションにご興味の無い方も標本写真
として参考になると思います。

奄美産アマミホソコバネカミキリ4♂
アマミホソコバネ(モリヤイ)♂のコレクションのラインナップを揃えるのに適当なセットを組みました。

屋久島産ヤクチャイロヒゲビロウドカミキリ♀
今年は全くと言って良いほど採れませんでした。横幅もあるかなり大型の♀です。今期の大型♀は本品
のみの出品、♂は不完しか出品出来ません。

屋久島産ヤクマルバネコブヒゲカミキリ♂
今年は数回出品出来る程度は採れましたが極めて採り難い種類です。来期は恐らく本種の採集は
積極的には行わないと思います。

奄美産イリエシラホシサビカミキリ♂
個体数は少なく、採集は相当に厳しい種類です。長竿を駆使して1日中頑張ってもなかなか採れません。

伊豆大島産ハンノキカミキリ3ペア
伊豆大島産は通常の赤色部の微毛が淡くなったり、白っぽくなるほか、エリトラ全体がビロード状の
微毛に覆われる素晴らしい個体が出現します。良好なバラエティを揃えましたが、出現率の低い
ここまで凄い♀を複数揃えるのは恐らく今回限りです。

屋久島産ヒメエグリユミアシゴミムシダマシ・ペア
屋久島高所のみに産する特産種です。後脚ケイ節に特徴ある♂は相対的に少ないです。♂は今回のみ
となると思います

奄美産アマミアオハムシダマシ3型(希少「ブルー」入り)
本種の基本型は緑色で赤系は少なく、青系はかなり稀です。青:赤:緑=1:20:100程度でしょうか。

熊本産クロカメノコハムシ
ほぼ熊本の阿蘇地方でしか採れない珍奇なカメノコハムシです。前胸前部の黄紋がよく残る良品です。

西マレーシア・ランカウィ島産イスワラオオモンキ・ペアA’~A”
マイコレに展翅しようと思いましたが放出します。イスワラの♀は大珍品で、ランカウィ産は
この1頭しか入手出来ませんでした。イスワラは♂も含めこれで全て在庫終了です。

インドネシア・ジャワ島産ダンフォルディフタオ3♂1♀A-
2000年頃にシンガポールに駐在していた際に、現地標本商から入手した外国産蝶がまだ若干
在るので今期まで出品します。

恒例の「取り置き」サービスも多くの出品者が取り止める中で頑張って継続しますし、ここ5年程
据え置いていた郵送費・梱包費も僅か10円の値上げしかしないというお客様第一主義^^
これに第一級の展足サービスまで付いている(出来ないときはゴメンね)のだから、実は僕自身が
欲しいくらい(ホントはマイコレに残したい・・・)。

詳しくは出品欄の「お知らせ」をご覧ください。
では、オークションサイトでお会いしましょう^^

今期オークション、順調に遂行中^^(2019.1.7)

11年前に脱サラして以降、行っている唯一の僕のオシゴト。それが昆虫標本オークションです。
例年秋から早春にかけて5カ月間ほど行っていますが、年をまたぎ今期も予定の半分以上が
終了しました。

1月5~6日の土・日曜日の二日間を落札日として、新年第一発目の出品を行いました。
株で言えば「大発会」みたいなもんかな^^ 仕事始めの直前の週末とあって、やはり今期一番の
盛り上がりとなったように思います。二日間で45名の方々からご入札がありました。入札に
ご参加頂いた皆様に心よりお礼申し上げます。

落札直後から始まったのが怒涛の「取引ナビ」襲来、そしてエンドレスの「ナビ返し」・・・
オークション・システムを使って独自の取りまとめ表を作り、落札者からのナビ到着、それに漏れなく
返信したか、など必要事項を一つ一つこなす毎にチェックをしていきます。
これをやらないとね、僕は取引量が極めて多いので事故が起こってしまうのです。取り置きも
無尽蔵に行っていることを加味すると、事故がほぼゼロなのは驚異的とも思えます(自画自賛^^)
(正直に言っておくと、事故(送り間違いのみ)はゼロではありません。でも数年に1回ほどです)

1月5~6日分の取りまとめ表(システムのcsv機能を使って作成したExcel表)。落札者毎に行間を
開けたり合計したりの操作が結構ありますが手慣れたもので表の作成は2~30分程で完了します。

二日分なので3枚になりましたが、これでも数年前よりはかなり減っているんですよ。
これは意図的に出品数を減らしているからで、このあたりの事情はオークションの諸々の話題と絡めて
来年度からの新規メルマガで述べてみたいと思います。

で、早速ご入金を頂いた分の小包を作り、本日郵便局へ持ち込んだ分。明日も多分同じ位はパーセルを
作成することになります(汗)。上記チェックリストにそれぞれ六個のチェックを入れないと
(入金を確認した、返信した、など)この形まで辿り着けないのです・・・

こんな感じで3月中旬頃までオークションを続けますが、原則として毎週行っていた出品ペースを
落とします。落札日および出品の残り回数は「お知らせ欄」に書いていますので、ご参加頂くに
当たってはご留意頂けると幸いです。

次のオークションネタは、3月の最終落札後になると思います。

9月2回目オークション出品(9月30日落札)から(2018.9.27)

このところ奄美大島は雨ばかりでフィールドになかなか出られません。加えて現在は強大な勢力を持つ
台風24号の影響が出つつあり、風雨が強まっています。明日~明後日には奄美も暴風域に入るため
あと数日は自宅に缶詰めとなるでしょう。フェリーも今日から欠航のよう(スーパーの棚からパン類や
乳製品等が消えるので直ぐ分かる@@)。

10月8日(体育の日)に東京大手町で行われるインセクトフェアの準備も進むってもんだ^^
そしてオークションの準備も進むということで、前記事に引き続き現在出品中の標本写真を10点ほど
紹介します。

屋久島産ヤクマルバネコブヒゲ♀+♂A-

遅くまで屋久島に残り、ヤマビルを長靴にくっつけながら高山帯を夜間に探し回りましたが極めて
少ないものでした。数時間徘徊しても見つからないことも多く、本当はやりたくない種類・・・

与那国産オキナワサビ・ペア

2014年にホストのリュウキュウチクから羽脱したもので美品です。日頃の感謝を込めさせて頂き、
今期からは安価なサービス品として出品していきます。

奄美産イリエシラホシサビ♂

個体数は少なく、採集は相当に厳しい種類です。長竿で高所を掬いまくるので疲労困憊。
しかもスレ易いので発生初期を狙うしかなく実質的な採集時期も短いです。
そして竿もアミも、ボロボロに・・・

沖永良部島産エラブシロスジドウボソ不完

今年6月初めて訪れた沖永良部島において、枯れ枝を執拗にビーティングして採集したもの。
この属の例に漏れず、生息する環境が限られるのでポイントを探すのが大変でした。
同島単独の亜種で、採れたのはほんの数頭でした。本亜種は初めて採りましたが、近辺の亜種と
比較して相対的に図太い体形が印象的です。

沖永良部島産オキノエラブコブヒゲ・ペア

今年6月初めて訪れた沖永良部島において、原生林内の枯れ枝のビーティングで採ったものです。
当方はロドピナ(コブヒゲカミキリ属)好きで、特に採ってみたかった同島の特産種だったので
思った以上に採集出来て喜びました。

沖永良部産クビナガケシ・ペア

今年6月初めて訪れた沖永良部島において、枯れ枝のビーティングで採ったものですが、特定の
種類の木本枯れ枝から落ちたのみです。多くはありませんが、他の分布地に比べると比較的採り易い
ように感じました。しかし、小さ過ぎて大半の人には見えないかも@@

奄美大島の雑虫達(出品の一部)



当方は自らのコレクション充実、そして啓蒙普及のため、こうした地域地域の普通種の雑虫も丁寧に
扱っています。今回はまとめて多種類を極めて安価にて出品していますが労力的には赤の字・・・
(こうした普通種も出来るだけ美展足を心掛けますが、多忙で出来ない場合はお許しを)

インドネシア・スマトラ島産スマトラベニボシ・ペア

シンガポール駐在員時代に、現地標本商から直接購入しました。外国産甲虫で出品出来る標本は
既に底を尽きかけており、本種もあと1ペアを残すのみです。

オーストラリア・クイーンズランド州産小型ハナムグリセット

かつてオーストラリアに1年間滞在した際にシドニー~ケアンズ間を自らの車で走破、各地の標本商を
訪ね回りましたが、その際に購入したものです。豪州は先進国家なので標本商も一般の白人が小規模に
営んでいます。後進国の標本商と異なり、タフ・ネゴシエーターなので標本入手は困難でした。

タイ産テングアゲハ♂A~A-

現在は入手が難しいタイ北部産です。これまで多くの本種を扱ってきましたが、さすがに在庫切れが
近付いており今期に在庫終了となります。

インドネシア・ジャワ島産ダンフォルディフタオ3♀1♀A-

かつて現地標本商から運良く多数を入手出来たため、一般的には極端な低価格で出品しています。
よってほぼ毎回応札がありますが、恐らく本種も今期出品期間内には終了となりそうです。

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