南西諸島シリーズが続くと思いきや、突如登場する九州の虫。
以前の写真をつらつら見ているとね、つい書きたくなっちゃうんですよ。
ということで、遠征に出立するまでの当ブログ、地元の虫もたまーに登場します^^
懐かしいなあ。この稜線。
カミキリ屋ならみんな大好き、例の赤いヤツが吹き上がって来る、あの場所です^^

此処で日がな一日、ムナコブハナカミキリが吹き上がって来るのを待つわけです。
長期遠征を始める前、4~5年前はよく通い一喜一憂しましたねえ。
シュッ!(ネットを振る音)
ヒュッ!(ネットに虫が入る比喩^^)
「入ったか! 入ったろ、今!」
「ベニハン(ベニハンノキ)じゃないよな、今の」
慌てて手繰り寄せたネットの中には・・・

おお、採った!
かっくいいー^^
この気分を味わいたくて、数年後からはまた足繁く通うんだろうなあ。
キュウシュウヌバタマハナ、ソボリンゴ、白イタヤ、大珍品ではモモグロハナ、そしてベニハンノキ等々、
副産物ラインナップも申し分無し。
大外れで何も採れない年も有りますが、地元の誇る頼もしい、楽しいポイントです^^
カテゴリ : カミキリ
与那国島が面白いのは特産種や特産亜種が多いところですね。
後者の一つがヨナグニキマダラミヤマカミキリです。
南方のキマダラミヤマは春に出現するので本土の虫屋はちょっと面食らう部分がありますが、基本的には
まあ同じと考えて良いです。
夜の林内でライトを照らすと、シイの幹に本種を発見。
遠距離のフラッシュ撮影なのでちょっと見難いのはご勘弁を。

ここにも。

目の高さにも居たのでやっと落ち着いて撮れました。
発生直後なのでビカビカの個体ばかりなのが良いですね^^

今年は石垣・西表の奴をシバこうかな^^
カテゴリ : カミキリ
2014年にはそこそこ採った「八重山の飛ぶ宝石」、オオヒゲブトハナムグリ。
当ブログでもレポートしたように昨年春はドが付く不作だったため、敢えて手を下すことを止めました。
そうした中で何かの拍子でネットに入った♀。

昨年採った本種は当個体のみ。2014年とは雲泥の差@@
感覚的にはもうすっかり本種の手触り感が無くなっています^^
今年は石垣はもちろん、西表にもスポットで入り本種を探してみます。
さて、今年は当たり年なのか。それともまた・・・
3カ月先には結果が出ています^^
カテゴリ : ハナムグリ・コガネ
今回の遠征でも勿論訪れる与那国島。
僕は此処の情緒がたまらなく好きで、たとえ虫が採れなくても定期的に行きたくなるであろう島です^^
与那国にはカミキリの特産種が結構居るのですが、準固有種の一つがヨツスジカミキリ。
西表島にも居ますが、与那国の方が遥かに採り易いですね。
主要ホストのクロツグ。
ヤシそのものといった感じで、このたたずまいにも南国情緒が漂いますねえ。

クロツグの材をほじくると、出て来たのは主題のヨツスジカミキリの幼虫。
乳白色が強く、かつ細長いので迷わず本種と同定できます。

意外と蛹にもよく出くわします。
形は完全なヨツスジ^^ ♂ですね。
幼虫同様に白みが強い蛹です。

成虫の写真は在りません。あしからず。
今春、思いっきり撮って来まーす^^
カテゴリ : カミキリ
今回から長期遠征に出立する3月上旬まで、ブログ記事は昨年の長期遠征に係る出来事を主に
紹介していきます。
ご覧になる方もその方が楽しいでしょうし、当方にとっても今季遠征に向けて良いシミュレーションと
なります。
書いているうちに忘れていた重要なことを思い出したり、また思い付くのでレビューは有益なのです^^
なおシーズン中に現場からレポートした種類・概念が殆どなので、未使用の写真を使うようにします。
(うっかり同じものを使った場合は、失礼^^)
初っ端は八重山の春を告げる、目も覚めるばかりに美しいムネモンウスアオカミキリを取り上げましょう。
ホストのヤンバルアワブキを掬いネットに入った♂。

よく言われますが、この虫の美しさは格別であり、特別。
誰が見ても綺麗な虫なのですが、そのコバルトブルーの色合いが周りの自然の中では全く異質なもので、
見ていて不思議で仕方が無いのです。自然の色に全く溶け込んでいません。
「どうしてこんな色の虫が出来ちゃったの?」という感じで。
こっちは♀。
うーん、大型♀は幾つあっても良いなあ^^
ネットの中でちょこまかと動き回りなかなか撮影できない♂と異なり、どっしりと落ち着いています。

以前のカミキリに関する単行本の中で、昔採集家として著名だった人が「全部で37頭採ったが、
本種のように色彩変異が多い虫はもっとたくさん採りたいものだ」という趣旨のことを書いていたので、
虫屋さんの中には本種がかなりの変異幅を持つカミキリと勘違いしている人が多いと思います。
それに、講談社のカミキリ大図鑑にも確か薄汚れたような色の個体が図示されていたのも誤解に
輪を掛けていたと思います。
だから最初は僕も、多様な個体が採れるのだろうと期待しながら本種に取り組みました。
ところが、実態は殆ど全ての個体が上に示した基調色のものばかり。
僕は通算で上の数の何倍かは採っていますが、変異色だなと思ったのはわずかに数頭のみで
これはスゴイ!と思ったのは以前当ブログでも紹介したムネモンウス「ミドリ」♀の唯一頭。
あとは基調色のブルーがわずかに薄かったり、濃かったりする程度(ほぼ♀のみ)。
このレベルの頻度なら他の虫にもよくあることです。
なんで件の本ではあんな書き方をしたのだろう・・・
それとも昔は本当に変異色が多く、近年は普通色ばかりになってしまったのかしら。
思うに言いたかったことはこうではないでしょうか。
「採った中に素晴らしい変異色を見出した。もっとたくさん採ればこうしたものがもっと混じってくるに
違いない」・・・そんな推測が前面に出てしまったものでしょうか。
まあ真相は分かりませんが、いずれにしても変異色はイレギュラーなものと思ってください。
さて、本種に関して今シーズンから悩ましいのが石垣島オモト岳の採集規制。
規制内容の詳細は予め知ることも出来るのですが、実態は現地で確認してみなければ判断が難しい
場合も多いものです。状況は刻々変わりますから。
本種の生息にはある程度の標高が必要で個体数が多いのは山の山腹以上ですが、正確に言えば
周りの林道でも採れないことはありません(ただし平地や海沿いには居ない)。
今年からはそうした探し難いエリアでの活動が強いられるのは間違いなさそうです。
なお本種は西表島にも生息していますが、こちらはポイントが探し難く石垣に比べると殆ど採れないと
されます。
今年は春先に一瞬だけ西表を訪れる予定なので、初めてこちらでも取り組んでみたいと思っています。
カテゴリ : カミキリ
今回で一連のオシメ替えに係る付随作業の説明は最後となります。
オシメ替えそのものとは直接関係の無い事項となりますが、綺麗な標本を作る上でのコツ等も含まれて
いるのでご参考に^^
前回の要領で1~2回のオシメ替えを行い汚物も十分に排泄させたレインボーセンチ達は酢酸エチルで
殺虫することになります。
下は酢エチを染み込ませたティッシュ入り薬品ボトルに、センチ達をザラッと入れた瞬間。
センチ系は体が大きい割に酢エチの効きが早く直ぐに動かなくなるので多数を投入しても破損することは
ありません。

ちなみにこれらは今年から採り始めた熊本市内の西方に位置する低山帯のもので、一定の色彩幅を
持つ一応レインボー群の一員と言えるものです。
現時点では九州中部域の東西に広がるレインボーベルトの最西端の個体群ということになります。
面白いのは胸部と小じゅん板が深紺かつエリトラが銅金色のツートンが高頻度で出現することで、
今のところこの型は当域でしか見ません(ちなみに他地域でツートンが出るのは稀)。
それに低地に近いからか、阿蘇の山地帯のものと比べるとかなり大型であるのも特徴です。
多くの産地のサンプルを扱う場合は、産地や日付を書いたシール等を容器に貼り混乱の無いように
します。
僕はこのようにガムテープに油性ペンでメモし、それを採集容器、オシメ容器そして殺虫容器に張り替え
ながら整理をしています。

十分に殺虫した後は洗浄です。
体表面には細かく粉砕されたオシメの紙屑やセンチ達の脱糞が付着しているため、最後の作業として
ここは抜かりなくやりましょう。
そこまでやるのか、と驚いておられる人も多いでしょうね。
はい、僕はやります^^
洗浄は普通にバシャバシャ洗うだけなので簡単です。
なのでどんな容器でも良いのですが、僕は使いやすい小型バケツを用いています。
虫を入れたバケツに水を注ぎ込み・・・

手でバシャバシャと何度もかき回します
ぐーるぐる^^

ちなみにこれらは熊本低地から阿蘇方面へ向かう途中、最初の山地帯で採れるもので、
カラフルさが出始めるもののしっかりとした色付きの無い「薄い」レインボーです。
ほぼ出回っていない産地なので(未だ僕が放出していないので^^)、ポイント的には面白いものと
思います。

細かい汚れは意外と最後まで残っているため、水を捨て、同じ作業を何度か繰り返します。
最後に水を切り、容器を逆さまにして何枚か重ねたティッシュの上に虫を落とします。
ティッシュを替えながら拭き拭き^^
凸凹に付いた水分もしっかり拭き取りましょう。

そして日陰で外気に晒して体表面に残った水分を完全に飛ばします。
たたし時間を掛け過ぎると体内も乾燥してしまい固くなるので、忘れないようにしましょう^^
汚れたタッパー類をまとめて洗ったところ。
容器類は次の採集やオシメ替えのため、常に清掃したものを用意しておきます。
洗浄後は天日に当てて消毒しつつ乾燥させます。

我が家は家庭菜園や庭弄りのため屋外に水道設備があるのでこの作業がやり易くて良いのですが、
これが無いお宅はいろいろ大変だよなあ・・・
水を入れた大きなペットボトルを何本も車に積み、野外で洗わなければならないのでしょうねえ。
最後に、体表面が乾いた虫の処理について述べます。
死後硬直が解けたら直ちに展足に入るか、時間が無い場合は密閉容器に入れて冷蔵します。
ここまで綺麗にすれば冷蔵庫に入れても良いと思えるでしょ^^
酢エチで殺菌しているので冷蔵庫内でも2~3カ月は腐敗したりカビが生えることはまずありませんが、
理想としては1カ月内に展足してしまった方が良いでしょうね。
以上、三回に渡りレインボーセンチのオシメ替えに係る一連の作業に加え、殺虫に至るまでの方法を
説明しました。
センチコガネ類に限らずダイコク類やエンマコガネ類、そしてシデムシ系等の汚物にまみれた昆虫達の
採集後の処理に使えるので是非ご参考にしてくださいね^^
カテゴリ : ハナムグリ・コガネ
古い写真を整理していて見つけました。
もう6~7年前になりますか、冬季に種子島で成虫越冬中のルリヒゲナガコバネカミキリを割り出した
時のものです。
右が♂、左が♀で真下に蛹室が映っていますね。
三代くらい前のデジカメなので画質やピクセル値が低くなんか見難いなあ。
せっかくの「ルリ」がそう見えない・・・

確か以前はツヤルリヒゲナガコバネと呼ばれていたように記憶するのですが、どうして「ツヤ」が
取れてしまったのでしょうか。
奄美産のコバルトヒゲナガコバネとの相違点はルリ色のエリトラがさらにツヤっぽいところですから、
敢えてツヤという言葉は残しておけば良かったのにねえ。
知る限り、未だルリヒゲナガコバネは種子島の、コバルトヒガネガコバネは奄美のそれぞれ特産種で、
いずれもトカラや屋久島、奄美の属島等から見つかっていないというのは個人的には不思議です。
あっちこっちに居ないのが、まあ良いところではあるんですけどね。
これは加害木のカラスザンショウの小枝。
ルリヒゲナガの加害枝を見つけるのは結構大変なんですよ。

Glaphyra属特有のウネウネとした食痕を樹皮下に作ります。グラフィラでも種類が違うとこの食痕の
感じは異なり、例えばタケウチヒガナガコバネだとウネウネ感が薄まりどちらかと言えば直線的な
食痕となります。
図鑑でも触れられているように、Glaphyra属のGlaphyra亜属には一見してかなり異なる多様な
種類が含まれます。
研究が進めば幾つかの亜属に分かれるのは間違いないと思いますが、成虫の形態と併せて幼虫の
食痕の違い等も亜属を分ける決め手の一つになってくるのでしょう。
幼虫とか食痕とか生態とか総合的に見ていると、図鑑や研究者に頼らずとも「違うな」と分かるもの
なんですね。
そうそう、この時は累代に挑戦したものの諸事情であまり上手くいかなかったんだよなあ。

4年後あたりから地元(九州本土および付近の島々)重視の採集活動にシフトしていく予定ですが、
本種の再捕獲・累代へのリベンジもそれまでお預けです。
こっちも早くやりたいものです^^
カテゴリ : カミキリ
前回はセンチコガネ等を採ってきた状態で、1日置いた段階まで話しましたね。
レインボーセンチのオシメ替えの風景(1)
とりあえず虫達は湿った紙類の中で動くうちに体表面が綺麗になり、腹部の汚物もそれなりに排泄済。
それらを一同に100均カゴに集めた状態。
オシメ替え作業はここから始まります^^


用意するのはタッパーに新しいオシメを詰めたもの。
先ほどカラになった採集に使った容器を即座に洗って使っても良いし、容器に余裕があれば予め
幾つかこれを準備しておきます。
採集現場にもこれを持参するわけですが(採集の場合はその場で準備しても良い)、僕は処理数が
相当に多く一々その場で洗浄している暇が無いので後者のパターンです。
汚れたタッパーは後でまとめて洗います。
まず空タッパーにティッシュを数枚敷き、八分の一に切った新聞紙を丸めて5~6枚突っ込みます。
個々の新聞紙片の大きさは試行錯誤の結果この位の大きさが使い良いようです。僕はこの大きさの
新聞紙片をいつも大量に切って用意しています^^
そしてその上からバーッと水を振りかけます。
この量は紙類がさっと湿るくらい、すなわちタッパーの底に溜まらない程度とします。
多過ぎても少な過ぎても良くないので何度かやってみて感覚を掴むことになります。

その上からさらにティッシュを数枚乗せて準備完了。ティッシュで新聞紙をサンドすることはマストでは
ありませんが、新聞紙は堅くこれだけだと容器内に隙間が出来るのでそれを塞ぐ小技と捉えて下さい^^
こうしたところに気を配ることは結構大事なのであえて書きました。

この上に、最上写真のカゴ内の虫達をザラーッとぶちまけるわけです。
下の様子、当ブログの何処かで見たでしょ?
本記事を書く必要があるなと思い、別途撮り下ろしていた写真です^^
レインボーセンチ達は慌てふためいて湿って柔らかくなった紙類に穴を空けながら下に潜っていきます。



ここでは経過状態を見て頂くため蓋を空けたままにしていますが、実際は虫を入れた後は直ぐに
閉めた方が良いです。
以前の記事に書いたようにセンチコガネ(レインボーセンチ)は殆ど飛んで逃げることは無いのですが、
オオセンチだと飛ぶ気満々^^なのでもたもたしていると必ず数匹飛んで逃げてしまうからです。
以上でオシメ替えは完了です。
蓋を閉めた状態で1日置き、さらなる体表面・体内の洗浄を図るわけです。
注意点としては、密閉してしまうと窒息死してしまうので四角のうち1~2カ所は緩く閉めて空気の
流れを少し確保しておく必要があります。
これは採集中から常に気を付けるべき事項なので申し添えておきます。
次回は当シリーズの最後として、一連の〆の作業について述べましょう。
レインボーのパターンも幾つか登場します^^
カテゴリ : ハナムグリ・コガネ
忙しさのあまり山上げしようにも時間が無く部屋の片隅に置いていたキュウシュウツヤハダクワガタの
幼虫が・・・
なんと蛹化@@
今ごろ蛹になってどーするの?

前にミヤマカラスアゲハの飼育記事でも触れたように、室内飼育だとトチ狂って自然のサイクルを無視した
変態を遂げる個体がたまに出るのですが、まあ、出ちゃったということです。
ああ、メンド・・・

一応このまま保管してみますがどうなるか。
厳冬期に羽化するなら暖かい部屋に置く必要があるし、このまま越冬するにしても出来るのかしら。
本来蛹で越冬する機能も無いしなあ、羽化出来なきゃ★る(クワガタボーヤ達のスラング使ってみた^^)
んでしょうね。
いわゆる「諦め蛹化」という奴で、良質なエサが十分に無かったり厳しい生育環境で急いで変態する
必要に迫られた場合によく起こる現象でもあります。
本来ならもっと食い込んで時間を掛けて来年夏頃に蛹化するハズでした。
まあ放っておいた自分のせいなので★っても仕方ないけどね。

さてさて、どうなることやら。
カテゴリ : クワガタ
糞虫類の綺麗な標本を作るためには、洗浄するだけではなく殺虫する前に腹部に溜まった汚物を
排泄させる必要があります。
ここでは、僕が取っている方法をご紹介しましょう。
基本的にはオーソドックスな方法ではありますが、センチ類に限らず様々な糞虫やシデムシ類等の
汚物まみれの虫に応用出来ますよ^^
うーん、今秋は美タイプもよー採れた。
久し振りにマイコレも十分作れるかな。いつもあるだけ標本が出て行ってしまいますからね^^

地元におけるレインボーセンチの色合いの発現様式はポイントにより様々なので、産地毎に回収容器を
分ける必要があります。
これがちょっと面倒なところですが、「ポイント命」的なところがあるので仕方がありませんね。
レインボーベルト(僕の造語)の真っ只中に住んでいる唯一のプレイヤーとしては、ある意味義務感
のようなものもありますかね。
僕はシーズンには大型タッパー類を常に10個は車に積んでいます^^
もうホント、春~夏に飽き足らず秋まで疲労困憊。
そりゃ痩せますわな。
こんな感じでポイント毎に容器に入れて持ち帰るわけです。
タッパーが足りないと、以前紹介したペットボトルやカーゴ内にあるサンプル瓶等なんでもフル出動^^

下の写真は採集後1日経った状態。
予め入れておいた新聞紙やティッシュが細かく粉砕されていますね。
見ていると分かりますが、虫達は昼も夜もガシャガシャと動き回っているので当然こうなります。
もの凄い運動量なんですよ@@(部屋の中に入れておくと夜煩くて眠れないくらい)。
基本的にセンチ類やダイコク類、エンマ類といった糞虫群は一カ所に多くの個体が集まることもある、
いわゆる「仲良し」なので、ある程度の密度で閉じ込めても基本的に傷つけ合うことはありません
(あまりにも高密度の場合は物理的な刺激で符節が取れたりする個体も出るので注意)。
一つだけの注意点は、以前当ブログでも紹介したセンチ類の「共食い」。
好んで齧り合うことはありませんが、空腹になると1~数頭が犠牲になるのは覚悟する必要があります。
それで済むのですが、必要以上の犠牲を出さないためには数日で一連の作業を終えられるように
上手くスケジューリングを組みましょう。

この紙屑を取り除いていくと、ほら、目も覚めるばかりにキレイになったレインボー達が現れました^^
水分を含んだ紙類の中を徘徊するうちに体表面の汚れが取れ、消化活動により体内の汚物も
あらかた排泄されています。

これらを1匹ずつ拾ってカゴに入れたのが最上の写真というわけ。
多くの個体を手早く集めるには、ピンセットよりも割り箸を使った方が遥かに早いですよ^^
これは採集現場における回収も同様なので是非お試しを。
次回はオシメ替えの実際についてご紹介しましょう。
カテゴリ : ハナムグリ・コガネ